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2012年01月14日(土) 

 

 

 

エクリチュールとしてのコトバなしには、何ものも存在しない。


だから、本来は空しいものと知りつつも、人は書く。


そして書かれたものを人は読む。


どこまでも、彼は「暗号文字」を書き続け、


「暗号文字」を読み続けていかなければならない。


世界を存在にまでもたらすために。


有意味性(の幻想)に生きるために。


やがて、根源的解読不可能性の限界につき当たるまで。

 

 

 

 

「意味の深みへ」井筒俊彦より

 

 

 


◎用語解説

  • エクリチュールécriture:(仏)文字、書かれたもの、書き言葉、文体、書く行為。話し言葉に対して、書き言葉の特質に注目したさいに用いられる用語。西欧の理性・合理性中心主義を解体(ジャック・デリダ)本質的に死を含む言語活動(モーリス・ブランショ)快楽の知的媒介(ロラン・バルト)
  • 根源的解読不可能性illisibilitr' radicale:「解読不可能なエクリチュールのなかで自らを告知する存在が、自らを書きながら、しかも自らの名の彼方にある」デリダ

 

 

 

 


閲覧数308 カテゴリ★Conjuration----引用のモザイク 投稿日時2012/01/14 19:02
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