今日は月齢10。 月が比較的立体的に見えるので私は好きだ。 それにしてもあれが 直径が3,474㎞ 重さが7.347673×1022㎏*1もあって、しかも宙に浮いているふうには 貧弱な想像力となけなしの知識を総動員してみたところで、とても思えないのだ。 私の感覚では演劇の書き割りの月に毛の生えたぐらいがせいぜい。 私たちが踏みしめているこの地球にしたって とてつもなくでかい球形のかたまりが思考の限度を超えた真空の広がりの中にポッカリ浮いているなんて 普段の感覚にこれっぽちも上がってこないどころか 正直な話私の感覚は未だほぼ天動説なのだ。 学校で習った知識が私たちの感覚まで啓蒙することはついになかったと言うことだ。 ワンコと二人でまるで古代の人のように月を見上げているのだよ。
脚注
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