シャレにならない事態ですね~。
責任ある仕事だからこそ、責任の持てるうちに身を引いてほしいですね。
当方の会社の経理をお願いしていた会計士さんは、相当のご年配で、会計等のデジタル化にも対応しておらず、変わっていただきたいと思っていたのですが、先代からの付き合いもあり、なかなか踏み切れずにおりました。昨年、さすがにどうかと思い、お断りにあがったのですが、もう一年だけさせてくれという事でお願いする事にしました。ところが書類提出の期限になっても、書類が上がらず、先方へ伺うよ、「もう少しです。もう少しです」で埒があかず、たまらず書類を持ち帰り、知り合いの会計士さんに頼み込みました。しかし書類提出の期限は明日。とりあえずの書類だけ作成、提出し、税務署に事情を説明して、あとで修正申告とする事とし、後日、修正申告をし、一件落着と安心していました。 ところが税務署から、「前回(20年5月期)の更正請求に際し、過去の申告書を見直した結果、数年来、退職給与引当金および繰越欠損金にミスがあり、これを修正申告しなければ、今回の更正請求は受けられません。」との連絡がありました。 どうやら、この税理士さん、数年前から痴呆の症状が出始めていた様で、家族もおらず、誰も症状に気付かなかったらしいのです。本来、こうしたミスは担当した税理士の責任なのですが、やはり新しい会計士さんにお願いせねばならず、よけいな経費がかかるはめとなりました。しかも、何年先まで遡れば良いのかもわからず、頭の痛いところです。 しかし、高齢化社会の中で、こうした問題もあちこちでおきているのではないのでしょうか? |