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2009年02月14日(土) 

人間とか人生とかの味わいというものは、理屈では決められない中間色にあるんだ。つまり白と黒の間のとりなしに。その最も肝心な部分をそっくり捨てちゃって、白か黒かだけで全てを決めてしまう時代だからね、いまは。

                       (『男の作法』P21より)


『男の作法』を読み終えました。池波正太郎氏の「語りおろし」随筆である。自分でも意外なのだが、私が池波氏の本を読むのはこれが初めてである。もちろん名前は前から知っていたし、本屋に行けば嫌でも氏の小説が目につく。正直言うと、テレビで見る「鬼平犯科帳」のイメージが強く、本で読むほどのことは無いと内心バカにしていたのである。しかし、本書を読み終えた今、私は不明を恥じています。この本は池波氏が長い人生経験をつうじて「男をみがく」ということについて思うところを語ったものです。読んでみて、何故もっと早く氏の書かれたものを読まなかったのかと後悔しています。もっと若いうちに氏の慧眼にふれていたら、私も少しはマシな人間になっていたのではないかと。


閲覧数1,730 カテゴリ コメント2 投稿日時2009/02/14 01:47
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2009/02/14 16:28
    > charlieさん

    仰るとおり、小さめのグラスに1/3ほど注ぎ、置いたままにしないで一気に飲むべし。
    お座敷でのもてなしのように、グラスに飲み残しがある状態で、「さ、さ、どうぞ」と継ぎ足すようなことはしてはいけないと。
    一番良いのは、お客さんのまえに瓶を置いて、自分で注いで飲んでもらうのが一番よろしいと言っておられます。
    次項有
  • 2009/02/14 17:33
    > charlieさん

    そうなんです。だからもう少し若いときに読んでいればなぁと思うのです。
    この歳になって読むと、ずいぶん恥ずかしいことをしてきたなと・・・
    まあ、私も今年は50歳になりますから、薫陶をうけながら、少しは男を研きたいと。
    次項有
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