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2009年03月13日(金) 

「追い掛けなくていいんですかい?」

寺男が心配そうに言った。

「父っつぁん、おいらは振られたんだぜ」

「なあに、まだ脈はありますよ。あの娘は泣きながら走っていきましたぜ」

「・・・・・・・・・・」

「さ、早く・・・・・」

寺男は銀次をせかした。おせっかいな奴だと思ったが悪い気持ちは持たなかった。

 

『泣きの銀次 / 宇江佐真理(著)』(講談社文庫)を読みました。

背表紙の紹介文を引きます。


 誰がお菊を殺したんでェ。最愛の妹の命を奪った下手人を追って、大店の若旦那の地位を捨てた、人呼んで「泣きの銀次」。若き岡っ引きは、物言わぬ死体の声を聞いて涙する。お侠(きゃん)な娘、お芳の健気な想いを背に受けて、めざす敵は果たして討てるのか?鮮やかな筆が冴えわたる女流時代小説作家の人情捕物帳。

大店の若旦那の座を捨て、岡っ引きになった銀次は、はたして妹の敵を討てるか?

この小説は捕物帳にあらず。極上のラヴ・ストーリーです。

 

 


閲覧数1,840 カテゴリ コメント2 投稿日時2009/03/13 22:08
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2009/03/13 22:26
    面白そうですね。早速探して読みま〜す♪
    次項有
  • 2009/03/14 15:09
    > きやちゃんさん

    「卵のふわふわ」を教えていただいたおかげで、宇江佐ワールドが好きになりました。
    次項有
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