昔、三ツ矢歌子という、笑顔のきれいな女優さんがいましたね。
彼女は兵庫県出身かと思って調べてみたら大阪の堺出身でした。
すると彼女もバッチモン?
ROMさんのコメントなんだけど長いのでここにアップします。 毛利元就は、三人の息子達を集め、一本の矢を取り出してこう言った。「一本の矢を折ろうとすれば、容易く折れてしまう。」と、そして今度は、三本の矢を束ねてこういった。 「しかし、三本の矢を束ねると、折ろうとしても、容易く折る事は出来ない。」だから兄弟三人が協力してことに当たれとの遺言が三本の矢の話です。 似たようなことなので混同しやすいけど、三ツ矢伝説というのがあります。 平安中期の武将、源満仲(913~997)が城を作ろうと住吉神社に祈念したところ、『矢の落ちたところを居城にせよ』と三ツ矢羽の白羽の矢を与えられた。お告げの通りに満仲が矢を天に放つと、矢は火を吹いて飛び、兵庫県の平野の多田沼に住む「九頭の龍」に命中しているのが発見された。よって満仲はこの多田に居城を定め、この矢の捜索に功績のあった孫八郎という男に領地と三ツ矢の姓と三ツ矢羽の紋を与えた。 というのです。こちらは三本ではなく、三ツ矢羽根の矢なんですね。 私が日本三大パッチモンと呼んでいるものに魚肉ソ-セ-ジ、赤玉ポ-トワイン、それにサイダ-があります。 魚肉ソ-セ-ジは欧米にはないでしょうし、ポ-トワインというのも名前だけでワインではないわけで、サイダ-というのはciderのことでしょうが、フランスやイギリスでいうリンゴ酒とは似ても似つかぬものだし、アメリカのリンゴジュ-スとも違う日本の発明品のようです。 このサイダ-発祥の地が兵庫県の平野で三ツ矢サイダ-なんです。 調べてみるといろいろと分かってくることがあるもので、ここの水は水質がよくまた炭酸ガスの出る温泉もあることから明治に外国人接待用飲料水として指定されたようです。 その後、民間に払い下げられてから、この水に香料を加えて、平野シャンペン・サイダ-という名前で売り出されたのです。 ところが国際条約で産地以外の名前を付けることが禁止されたのでシャンパニュ-の名前が付けられなくなり、替わりに三ツ矢の名前が付いたという訳なんです。 欧米でのミネラル・ウォ-タ-はかなり強い炭酸が入っていて、ノンガスと断らないと水だけのものが出てきません。 いつからこのガス入りが売られるようになったのか知りませんけど日本じゃこのミネラル・ウォ-タ-に香料と甘味料を加えてリンゴ酒(cider)にしちゃったんですから立派なパッチモンでしょう。 オメメ |