囲炉裏の火にはファンヒーターにはない優しい温かさがあります。
科学的には遠赤外線効果というんでしょうか。
囲炉裏を囲んで甘酒やお茶を飲みながら茅葺屋根の家の話や銀の馬車道などよもやま話を聴きました。
囲炉裏の火にはゆらぎ効果があり、癒されます。
日本の原風景のひとつだと思います。
私がリーダーを務める中播磨地域ビジョン委員会「銀の馬車道」グループではメンバーのひとりが自宅を今の時代には珍しい茅葺屋根に葺き替えられたので見学会を開催しました。
場所は市川町の銀の馬車道から少し東に入ったところ。
市川町小畑御船というところ。
山紫水明菜な笠形山の麓にあります。
まず最初に京都府美山町からお越し願った茅葺屋根職人の西尾さんのお話を聴きました。
DVDを観ながら丁寧に解説してくださいました。
印象に残ったお話。
茅葺民家の屋根は骨組みは縄で縛ってあります。
その縛りが固くしていなくて柔軟なのです。
いわゆる柔構造。雪の重みにも強い。
今の社会にも言えることですがあまりにきつく縛ってしまうと案外弱い。
また強いもの弱いものが混在している社会が豊かな社会ではないでしょうか。
そんな思いを持ちました。
次にビジョンメンバーで郷土史家でもある渡辺等さんから銀の馬車道や市川町の今昔を講話していただきました。
休憩時間にはこの日のために私が準備した甘酒、お茶、そして上田製菓さんの銘菓「銀の馬車道」を賞味してもらいました。
集合写真を撮ったあと、近隣で陶芸をされている「まんさく工房」ところに伺い、窯元を見学しました。
丁度陶芸教室をされていました。
田舎の素朴な焼き物ですが味があります。
梅の蕾もふくらみました。
目まぐるしい勢いで変化し続ける「現代」
パソコンや携帯端末に囲まれた毎日ですが茅葺民家でのんびり囲炉裏を囲んでぼーと過ごす、そんな贅沢な時間をもってみたいものです。
ぜひ童謡を聴きながらお読みください(笑)