2008年は日米修好通商条約をはじめとする「安政の5ヵ国条約」締結から150年。これを記念して、これらの条約で開港が定められた開港5都市(横浜・新潟・神戸・長崎)が条約締結相手国(アメリカ・オランダ・ロシア・イギリス・フランス)とともにイベントが開催されます。(6月14日~22日) ポートタウンフェスティバルhttp://www.yokohamaporttownfestival.jp/ ・・・エコブースではひょこむ(こたつねこさん。横浜出張時に担当よりお話させていただきます)~ハマっち!~房州わんだぁらんどの地域SNS連携の取り組みをご紹介する予定です。) また、夢工房さんの米粉を出品いただく予定になっています 興味深い神戸と横浜の事。(横浜では、横浜と神戸と紹介してますが^^;) ハマっちの☆横浜学事始さんのブログをご紹介します。(50回シリーズの4回目です。) 横浜と神戸は、ともに国際港として発展し、街のイメージも似ていますね。 どちらも日米等修好通商条約で開港しているのですが、横浜開港が1859年なのに対し、神戸は横浜から9年遅れて1868年に開港しています。(神戸は今年開港140周年です。) ご存知のとおり、1868年が明治元年なので、横浜開港は江戸時代、神戸は開港と同時に明治になっています。 司馬遼太郎は「街道をゆく-神戸・横浜散歩」の中で、横浜と神戸の違いについて、次のように述べています。なかなか興味深い指摘です。 「横浜には旧幕時代という歴史があり、この点、神戸とも違っている。神戸は、明治維新とほぼ同時に開港したために、迷いも暗さも苦味もないあっけらかんとした開明時代そのものの歴史が、まちの性格を決定づけている」 「横浜に住むひとびとのあいだには、横浜が経てきた足どりをたえず確かめてゆきたいという気分がある。神戸にもそれがあるが、濃度において淡い、横浜の関内には、記念碑のたぐいが多い。」 「べつに、横浜を賞揚するのではない。時間についての意識をもちすぎているだけに横浜は神戸より暗く哲学めいている。神戸はそれをより薄くもっているだけに、すぐれたカラーリストの絵をみるようにあかるい。」 写真はともに開港当時の錦絵で、神戸は(二代貞信「摂州神戸海岸繁栄図」)横浜は(3代広重「横濱波止場ヨリ海岸通異人舘之真圖」)です |