10年前広州のホテルから西を見るとスモッグが雲のようにかかっていた。
3年前いった人の話では蘇州で晴れているのに太陽が見えなかったという。
経済も大切かも知れないけれど、行き過ぎだったのではないでしょうか。
日曜日に中国から帰国して以来、風邪で苦しんでます。 でも新型インフルエンザではないのでご安心ください。 今回、12日間の出張でしたが、氷点下22度の厳寒の北方と昼間23,4度の暖かい南方の往復、寒暖差45度の激しい移動でどうも体がついていかなかったみたい。 やっぱり年齢はごまかせない・・・・。 ところで、今回出張中に気になったことが一つ。 僕が今回行ったのは広東省の広州から2時間ばかり車で走ったところにある工業地域。 かつて安い土地代、安い人件費、優遇税制を目当てに日本を含む多くの外国企業が競うように進出していたところだが、そこがえらいことになっていた。 アメリカのサブプライム問題に続き、10月に世界に大打撃を与えたリーマンショック。さらに続く世界規模の大企業経営不振、株価下落、通貨危機・・・ 輸出産業が主な中国南方はその煽りをまともに食らい、企業・工場の撤退・清算・倒産が相次いでいる。 短期間での土地価格下落幅で言えば、日本のバブル崩壊後以上かも。 失業者もすごい数。 日本にいると「世界的不況」と言ってもそれほど深刻に感じることもなく、バブルを経験したことによる油断もあるのだが、 いまや世界の工場となっている中国南方がこれ以上はじけると日本人の生活にも大きな影響が出るはず。 中国に限って言えば、南方がこけても他の地域が支えるだけのバックアップ能力は出来てきているので、おそらくこのまま成長戦略は継続するのだろうが、中国南方のショックは日本にとっては大きな打撃。 隣国韓国では危険レベルまでウォンが下がっている。 海外を歩くと改めて感じさせられるけど、ほんとに今のアジアはかなりヤバい。 かつては自称アジアのリーダーだった日本だが、今日本のリーダーは漢字が読める読めないで嘲笑されているような情けない状況。 ニッポン、大丈夫か!? |