「悲し〜いこと〜があると、開く皮の表紙〜♪」は、名曲「卒業写真」の一節ですが、いつ聴いてもジーンときますね。
今日は長男の通う高校の卒業式に行って参りました。
在学中に一度も校内に足を踏み入れたことがありませんでしたので、これが最初で最後となります。
校長先生の式辞は陶淵明の「帰去来の辞」の一説を引用した格調たかいものでした。
目標をもって、広い視野で 感謝の心を忘れない
という内容でした。
改修が完了した校舎
長男が在学中は改修工事の真っ最中で、仮設校舎で授業を受けておりましたが、今は改修工事も完了し、きれいな校舎となっています。
3年前に入学した生徒全員が無事卒業します。
長男は皆勤賞をもらいました。
卒業生が卒業証書と卒業アルバムを抱えて名残惜しそうに写真を撮っていました。
声を詰まらせながら卒業者代表が答辞を読み上げました。
涙を流している卒業生はあまり見かけませんね。
現代は(笑)
仰げば尊し、蛍の光を斉唱
目頭が熱くなりました。歳とともに涙腺が緩んできます。
今から32年前。
滑り止めの私立大学に全て落ち、失意のどん底で臨んだ卒業式、暗い顔を
して写真に写っています。
薬師丸ひろ子似の憧れのK子ちゃんにも別れの挨拶もできず、お祝い気分も程々で次の受験に向けて図書館に行ったような記憶があります。
k子ちゃん、今頃どうしてるかなあ(遠い眼)
長男の受験結果はまだ出ていませんが、あまり深刻な顔をしていないのが
親としては複雑な気持ちです(笑)