福崎の成人式の日と言えば,成人式よりも鬼追いのお祭の方が断然楽しみなんです. 福崎町東田原の妙徳山神積寺(みょうとくさんじんしゃくじ)で執り行われる,修正会の儀式です. この地区にとって,室町時代には確実にさかのぼると言う伝統の儀式なんです. このお寺のご本尊である薬師如来様が扮する山の神が,文殊菩薩の化身の赤鬼と,○○○菩薩(すいません,今年勉強してきます.弥勒菩薩さんやったかな?)の化身の青鬼を従えて,たいまつを掲げて厄払いにお寺の周りや裏の山(お寺の奥の院の辺り)を駆け回ります.たいまつが燃え尽きる頃に鬼の手から放たれますので,そのたいまつを拾ってもちかえれば無病息災にご利益があると言われています. しっかりと鬼がへばるまで,鬼について追い掛け回しましょう.ずるして鬼が放つ前のたいまつを奪い取るようなマナー違反はいけませんよ. ところで,赤鬼さんはあの知恵の文殊様の化身とか. だとしたら,小さなこどもの健康を祈って鬼に頭をなでてもらうだけではなくて,受験生は赤鬼さんに頭をなでてもらって福を授かって帰るというのはいかがでしょう?. くれぐれも鬼の口を覗いて「あっ,あのおっちゃん知っとるわ.」とは言わないようにして. 鬼追いについて,私の知る範囲でまとめています. お目通しあれ. http://www.run-f.jp/oni/ 今年,ポスターが一新されていましたので,写真を撮って来ました. |