お久しぶりです。 トモダチの皆様、入院中の唯一の投稿に暖かいコメントをいただきありがとうございました。
退院以来仕事以外にやる気が起きずにいましたが、やっとここへ来る気持ちが湧いてきました。
3月20日(日曜日)の21:00頃、ゴロンと寝転がっているとなんか腹が痛くなってきたなぁって思ったのが始まりです。 何の気なしにトイレに入ったのですが、しばらくすると今まで経験したことのない激痛に襲われました。 体温がどんどん下がっていくのがわかり、全身から汗が噴き出すのです。 それでも便は全く出ません。 こりゃやばいかなと思いながら、もうちょっと続いたら救急車を呼んでもらおうか、いやもうちょっと、いやもう少しと30分ほど耐えてしまったんですねぇ。 さすがにおかしいと思ったのか、かみさんがやってきて「救急医療センターへ行く?」と聞いてきたのですが、いいよと断り更に耐えました。 わが町のそこはとても評判が悪いのです。解熱剤や鎮痛剤を出して「明日罹りつけの医者に行ってください」と言われるだけのろくでもない施設です。 そうこうしている間にやっと普通に耐えられる程度に痛みが治まってきました。 とりあえず風呂に入って腹を温めようかなと考えて風呂に入りしばらくすると便意が...。今度は血便が一垂れ出たのです。 それは見事な真っ赤っ赤(笑)。 これはさすがにまずいだろうと、ようやく翌日医者に行く決心をしました。
翌月曜日は仕事を休む連絡をし、外科か内科か胃腸科かの判断が付かないためにちょっと大きい病院にいこうと決めて向かいました。 問診票に書き込んで順番が来たのですが、「3月一杯は大腸の先生が不在なんです。お代はいりませんからから○○病院にいってください。病気は待ってくれませんから。」と言われて次の病院に向かいました。 そこで再び問診票を書いて診察を受けたのですが、 「今日は時間がありますか?」 「はぁ、ありますけど....。」 「では大腸カメラを入れてみましょう。」 「はぁ...。」 「ではこの文書を読んでサインしてください。」 と話は進みました。
11:30頃から洗浄剤と言う名の不味いスポーツドリンクのような味の下剤を2時間以上かけて2リットルほどの飲み、十数回トイレに行った後術着に着替えて横になりました。 点滴とともに麻酔が体に入ると、気づいたときには全て終わってました。 「先生のお話をお聞きください。」と言われ、回復室を出て診察室に「よろしくお願いしま~す。」と入るなり先生が、
開口一番 「入院だね」
撮影した画像を見せられたのですが、素人目に見ても確かにヤバイ。 画像を載せますが、グロイですから気の弱い方はクリックしないでくださいね。
『虚血性大腸炎』と言うのだそうです。 大腸へ血を送る血管が何らかの理由で血流が悪くなり、粘膜が壊死して激痛に襲われるそうです。
大腸の正常な部分
異常な部分
すごいでしょう?われながらびっくり。
直すには大腸を休めるために絶食するしかないとの事。「かなり酷いので1~2週間ほど入院してもらいます。」 会社にしばらく休む連絡をし、かみさんには身の回りのものや着替えを持ってきてもらいしばらく帰れなくなりました。 5日間の絶食の後、重湯、三分粥、五分粥、全粥。常食と徐々に戻して行き、10日間で退院となりました。
「ふつう繰り返さないと言われているのですが、あなたの場合は原因がわからないのでくりかえすかもしれません」ですって。 入院中に仲良くなった方々は、ポリープを取った方を除いて、癌で手術されたり抗がん剤をやっている方ばかり。でも皆さん前向きな方たちばかりでわりと楽しく過ごせましたし、お話を聞いていてとても勉強になりました。
退院後の翌日は仕事に復帰して軽作業、翌々日は決算棚卸し、土日をはさんで月曜日から復帰しましたが、家に帰っても何もする気が起きず、ネットもほったらかし。 一昨日久しぶりに立ち上げたら受信メールの数のすごいこと.....。削除するだけでエライ事になりました。
今日は退院後初の検診でした。結果の出ていなかった一部取った検体も異常なし。
で、いまこうして書いているわけです。 早足でここまで来ましたが、疲れたのでこのあたりで終わります。 ぼちぼちとやっていきますのでまたお付き合いよろしくお願いします。
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