次の巻は、まだ文庫本になってないみたいです
早く読みたいなぁぁぁ
『今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話』(宇江佐真理・著/文春文庫)を読みました。
まずは出版社の紹介文を引きます。 江戸の大火で住み慣れた家を失ってから10年。伊三次とお文は新たに女の子を授かっていた。ささやかな幸せをかみしめながら暮らすふたりの気がかりは、絵師の修業のために家を離れた息子の伊与太と、27にもなって独り身のままでいる不破龍之進の行く末。龍之進は勤めにも身が入らず、料理茶屋に入り浸っているという……。
おっと、いきなり時計が十年進んでました。思わず読む順序を間違えたかと思いました。でも、第七作・第八作あたりで物語を紡ぐのに少々苦労していらっしゃるのかなと感じていたのですが、今作では時だけでなく筆がずんずん進んでいる様子に安心しました。登場人物が活き活きとして、読者が嬉しくなる展開を見せてくれる。このシリーズを読み続けて良かったと思う。自作も楽しみ。
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