古事記の記述によると、日本は「豊葦原の瑞穂の国 (とよあしはらのみずほのくに)」とされています。 私の実家がある但馬の地域もかつてはこの時期、水を張った田に稲苗を植えて美しい光景をみせてくれていました。 ... それが今は地域の農地の内、70%が耕作放棄田となりススキの草原と化しています。 僅かに30%の農地を耕作している人はお年寄りばかり85歳のKさんも足元をふらつかせながら独りで田植えをされていました。 我が家は実兄と私のオッチャンと老母のバアチャンの3ちゃんで耕作しています。 今年も無事雲形定規のような変形した棚田にコシヒカリを植えることができました。 米作りが割に合わないことは承知しています。 祖先から受け継いだ農地を必要最小限でも米を作り農地を守っていくのが農家の子孫としての責務と思っています。 実りの秋まで大雨や旱魃のない安定した天候が続くことを願うばかりです。