目的の「カニ」もたらふく食べたところで、このシリーズもいきなり最終回です。
旅行二日目の最初に向かったのは、鳥取砂丘。 本やテレビでしか見たことがありませんでしたが、実物はやはり「広い」です。ベージュ色の砂浜(山)が南北2km・東西16kmにわたって広がっています。 日本海を一望できる「馬の背」という標高48mの砂の丘に登りましたが、文字通り砂地なもんで結構きつかったです。おまけに、ざびぃ。 でも、そこから眺める日本海の眺めは最高でした。 鳥取砂丘のあとはさらに東に進み、「浦富海岸」へ。これを「うらとみ」と呼ぶのはしろうと。なぜか「うらどめ」と呼ぶのです。 このあたりは、砂丘とは一変して、リアス式海岸が15kmにわたって広がる地区。 長い年月と日本海の波の造形による奇岩、断崖絶壁、洞窟、岩礁が続く、山陰地方随一の景勝地だそうです。 ウォーキングコースが整備されていて、道路(崖の上なので海岸からはかなり高い場所)から海岸まで降りることが出来ます。 高低差がかなりきつそうでしたが、渋る同僚のケツを叩き、崖を下ってみました。 日本海の荒波と、岩壁がマッチした、力強い風景。でもやっぱり、こんなところにも無数のゴミが漂着していたのには、悲しくなりました。 日露戦争の日本海海戦直後には、連合艦隊に敗れたロシアのバルチック艦隊の戦死者の遺体が漂着したとのことで、「露軍将校遺体漂着記念碑」ってのが建ってました。 浦富を後にした車はさらに東へ進み、県境をこえ兵庫県に入りました。 浜坂という場所で昼食を食べ(さすがに、カニはやめました。写真右)、余部(あまりべ)鉄橋へ。 私も知らなかったんですが、この鉄橋、山陰本線の名物として知られ、2年の歳月と33万1千円余りの巨費、25万人の人夫を投じて明治45年に完成したとのこと。 高さ、41.5m、長さ309.42mのトレッスル式鉄橋で、現在でも日本一の規模を誇り日本海の強風を真向から受け、四季折々の姿を見せていることから、鉄道ファンの人気も高く、この日も大勢の人がカメラを片手に集まっていました。 観光バスも来るほどの盛況ぶりで、鉄橋が観光の目玉になっていました。 http://f.flvmaker.com/mc.php?id=aAxcPpX4__GKUTAF6Eq…WpdjdF7hzs この余部鉄橋で、今回の旅も概ねの日程が終了。 初めての鳥取県でしたが、歴史あり・景勝あり・カニありのいいところですね。皆さんも一度行かれてみては! |