GW中に祖母の葬儀が、南房総市富浦町のとあるお寺でありました。97才の、文字通り「天寿を全うして」の大往生でした。
子どもの頃、裏山にセミとりに連れて行ってもらったり、今は無き館山の映画館に連れて行ってもらったりと、祖母との思い出はたくさんありましたので、焼香するたびに心の中で「ありがとう」を繰り返しました。 で話はズレますが、告別式のあったお寺で、少し時間があったので本堂とか見学していたのですが、ちょっと面白いものを発見。 そのお寺では、昭和3年と昭和24年にお寺の改修を行っており、それぞれの時点の檀家からの寄付金一覧が飾られていました。 ちなみに平均的な金額はというと、昭和3年に時点で15円。これが昭和24年の時点では200円になっています。 寄付金の相場が、実に20年間で13.3倍の上昇。 現在で考えてみると、1988年が20年前になります。 神社やお寺への寄付ってのはあまり体験が無いかもしれませんが、例えば結婚式のご祝儀や葬儀の香典など、20年前から比べて、さほど上昇しているとは思えません。 もちろん、お寺の改修の程度により、集める金額も異なるとは思いますが、それにしてもものすごい上昇率です。 昭和3年~24年にかけての20年間には、戦争と敗戦がありましたが、特に終戦直以後の経済混乱期のインフレがもの凄かったんですかねえ。 思わぬところで、時々の歴史が市民生活に及ぼす影響を垣間見た気がしました。 |