生涯教育学会年報で「ひょこむ」と「県民交流広場事業」を紹介しました。 キーワードは「コミュニティ・ネットワーク」。 人と人のつながりを(コミュニティのネットワーク)をうまく活用すれば、 同じ興味や課題を抱える人たちが互いに触発し、 活動を深めていくことができる。 こうした人と人がつながりを助けるリアルとバーチャルのツール。 県民交流広場とひょこむをこんなふうに紹介してみました。 このリアルとバーチャルの「場」への参加者一人ひとりが、自らの知恵を積極的に発信し、「場」のコミュニケーションを通じて、その興味を深化させる。 一人ひとりは地域の生活者であり、 また、NPO、専門家、研究者、企業、行政など様々な組織に属している。 このような人々が組織の垣根を越え、アクセスし、ひとつの社会を共有することで、その反射として、個々の生活の質を高めることができ、帰属する組織にも利益をもたらす。 私たちを取り巻く環境は目まぐるしく変化している。その流れに取り残されないようにするためには、生活環境や興味、課題を共有する人たちが積極的に語らい、互いに刺激しあいながら、自分なりの価値基準を創っていくことが大切なのかもしれません。 【生涯学習とコミュニケーション・ネットワーク】 日本生涯教育学会年報第29号 2008年11月 P145~151 [本文:下記のPDFファイル] 1 はじめに 2 県民交流広場事業-地域の「場」がつくるネットワーク (1) 県民交流広場事業の概要 (2) 包括的な取組を通じて生み出される地域ネットワーク (3) 一層の展開に向けた課題 3 地域SNS「ひょこむ」-インターネット上の「場」 (1) 「にょこむ」の概要 (2) 「ひょこむ」を通じた学びと実践 (3) 公共財として昨日するために必要なこと (4) 「ひょこむ」のめざす新たな方向 4 コミュニティ・ネットワークと生涯学習の新しいステップ また、「県民交流広場事業 評価と検証-本格実施2年間の事業展開を踏まえて」 ( http://www.hyogo.kouryu-hiroba.jp/pdf/081017_1.pdf ) や第7期県民生活審議会答申「地域コミュニティの創造的再生をめざして-地域と住民一人ひとりの個性と多様性を生かして地域を元気にする」 ( http://web.pref.hyogo.lg.jp./ac09/ac09_000000011.html ) も併せて見るとおもしろいかもしれません。 |