“Pain is inevitable. Suffering is optional.
-痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)”
ある作家が紹介した市民ランナーの言葉。
彼は、いつも後半、これをマントラのように唱えながらフルマラソンを走るという。
“「ああ、きつい、もう駄目だ」と思ったとして、「きつい」は避けようのない事実だが、「もう駄目だ」かどうかはあくまでも本人の裁量に委ねられている”と。これは確かなんだよね。。。
福知山マラソンでのこと。。。
37.3キロ最後の関門を閉鎖ぎりぎりでくぐり抜ける。プラン通りだ。
でも体のあちこちが悲鳴をあげる。もう走れない。
とうとう“しんがり”を務める自衛隊駐屯地の監視車が追いついてきた。僕のうしろにはあと2人。残りのみんなはバスに収容された。
それでも、あと5キロ。完走への強い思いさえあれば、足を引きずり歩いた先に必ずゴールが待っている。
人生だって、お仕事だって同じことかも。
次々と押し寄せる課題。
解決策を見いだすアタマやカラダの動きと、その事柄についての好悪の判断や愛着、誇りを支えるココロは表裏一体。
でもココロが度過ぎた負担で破綻しないよう、適度な隔壁を設けことが大切だ。
。。。。。しかし、人間とは、ほんとに素晴らしいというか、懲りないというか。
どんな難しい課題でも、解決すると、その苦しみを忘れて、また新たな課題にチャレンジしようとする。