割木投入直後の炎の状態
一番(二番… [続きを読む]
20日午後11:00点火。
湿気を取るため約2日ほどガスであぶる。
温度的には200℃超くらいまで。
他 の焼き物では1時間で100℃くらいのペースで焚けるのだから、備前がいかに特殊な焼き物かお解りになるだろう。
3日目から割木に切り替える。
掃除され窯詰めを待つウド(登り窯三部屋の内、最初の部屋を備前で はこう呼ぶ)
窯掃除は灰まみれ埃まみれになる。今年も休暇で帰省した次男坊がしてくれた。長男も次男も小 学生の頃から窯掃除や割木運びを手伝ってくれている。窯焚きも上手だ。
井上雄彦「バガボンド」vol.30より
刀の美しさとは、それが人を良く切ることができるところにある、と研ぎ師本阿弥光悦(劇画「バガボンド」)に作者井上雄彦は語らせる。脚注1人を良く切ることのできる刀を追求していった結果、刀は一種の〝美〟と呼びたくなるものを具現したわけだ。そう言うことはあるかも知れない。