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2015年09月18日(金) 
 思った通りだ。これでは、教育長の独断専行、暴走をたしなめるどころか、追認しただけ、とみられても仕方がないのでは。きょうの館山市教育委員会(註1)を傍聴したお二人の報告をお読みください。 

 以下は、その一人、神田守隆さんの傍聴記(註2)。

本日、教育委員会を傍聴しました。

先日問い合わせた際にはなかった臨時代理の件が議事になりました。

臨時代理の件とは、市議会議長への申入れにつき、教育長が臨時代理として処理したことの承認についてでした。質疑はなしで承認されました。

市議会議長への抗議申入れは教育委員会名でなされていたために、これは虚偽公文書ではないのかと疑義がもたれていましたが疑念はやはりそういうことだったかとわかりました。

どういうことか、すなわち、教育委員会の本日なされた承認の議決ですが、そこから言える事実は次の点です。

市議会議長宛の抗議文は、9月7日付ですが、職務権限のなかった教育長が教育委員会名を使用してその印を押印して作成し、市議会議長宛に提出した虚偽公文書であったということです。

この抗議文は違法な虚偽公文書であったのですから、まずは撤回することが本来の教育委員会のなすべきことですが、教育委員会は虚偽公文書の違法性を臨時代理としてなされた処理として承認する議決で解消しようとしたということです。

法的には議決は過去に遡って職務権限を付与することは可能かということだろう思います。それが可能だと思ってやった議決だろうと思います。

しかし、本当に困ったものです。元に戻せば簡単に済むことだからです。
「教育委員会の抗議文は撤回します。教育長の抗議文に差し替えます」とすれば済むだけのことです。

手違いはどこにでもあるものですが、「撤回」では沽券にかかわるとでも思ったのか、開き直って、かえって問題を作り出してしまったというべきです。

さらにそれに教育委員からなんの異論も出なかったというのには驚きです。

一歩譲るとしても石井議員のチラシの問題をなぜ市議会議長宛に抗議を申し入れたのか、常識論的にも意味不明ですが、常識的な疑問さえ抱かないのが教育委員ということでしょうか。

それとも、傍聴者のいる前では本音が話せないのが今の教育委員会ということでしょうか。いずれにしろ、残念なことです。

市教育委員は、館山市教育をまかせるにふさわしい人格や人徳があるかどうか、良く見極めることが必要ですね。

こんなことを書くと抗議文が館山市教委から来るかもしれませんが・・・、果たしてどうでしょうか。

その時は職務権限の逸脱がないようによく確かめて誰の名義でするのかその覚悟を決めてくださいね。

 神田さんの報告は以上だ。

 もうお1人の

・初めての市教委傍聴① いじめ自殺問題~その30 2015-09-18 15:08:26 泥子のブログ
http://blog.goo.ne.jp/dakkusukotarou/e/08775be9372b…da5c985706

も必読です。

・註1:館山市教育委員会の現メンバー

 半澤 美緒子   (委員長)
 大澤 光彦    (委員長職務代理者)
 大和地 紀昭   (委 員) 
 清本 智美   (委 員)
 出山 裕之   (委 員・教育長)

・神田さんのコメント(15:45):議題にするべきだ/抗議文と公開討論申し入れ/18日の館山市教委定例会 2015年09月16日(水)
http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=257173#blog_comment

閲覧数1,514 カテゴリ日記 コメント7 投稿日時2015/09/18 23:12
公開範囲外部公開
コメント(7)
時系列表示返信表示日付順
  • 2015/09/18 23:45
    泥子さん
    拙ブログをご紹介頂きありがとうございます。寅次郎さんの投稿に誘発されまして傍聴に行きました。詳細は神田さんが報告されておりますから省略しますが、極めて重大な問題が淡々と「処理」されているようで、それでいいのかなぁと思ったものです。
    次項有
  • 2015/09/19 01:53
    こちらの本文や泥子さまのサイトの本文を拝読しました。
    困った組織だなと、感じました。

    確か、教育委員会の委員は議会の人事同意がなければ選任ができないと、記憶しています。
    何もかもが流れ作業の組織であるとすれば、いつまでも、当事者が困る案件はいつまでも生じ、形式だけの解決処理なんでしょうか。
    そうなりますと、教育委員会の存在意義のレベルになるような感じがします。
    次項有
  • 2015/09/19 08:29
    ピンクフロッグさん
    > 南房総のかずちゃんさん
    > 困った組織だなと、感じました。
    > そうなりますと、教育委員会の存在意義のレベルになるような感じがします。

    館山市教委の現況はその「存在意義が問われる」とのご意見ですが、そのとおりだと感じました。これでは単なるお飾りでしかなく、教育長の思い込みを追認するだけではないかとの疑念を強くします。

    さて、それでもなお疑問が残るのは、9月7日付の市議会議長への抗議文提出は本当に「教育長の独走」だったのかという点です。教育長単独の思惑でできることとは思えないからです。

    そして、さらに、教育長は他の教育委員を沈黙させる力があるようにも思えないのです。そういうタイプの方とはみえませんからね。

    館山市政全体の状況を踏まえてみるとこの背後には他の力が働いていたのではないのか、慎重な検討をすることが必要かなと思います。

    それを考えるうえでのポイントは、市教委名義の申入書が石井としひろ議員のチラシへの抗議というだけでなく議会議長に対しての申入れという体裁で、市議会議長への圧力になっている点です。

    何でこんなことをするのか常識的にはあり得ないことの疑問が解けてきます。議会議長への圧力がこの申入書のねらいだったのかもしれません。

    そう考えると石井としひろ議員の広報活動を目障りと感じた方が議長への圧力をとおして抑え込むという思惑が背後で働いたのかもしれない、そんなことかも。これは、単なる推測に過ぎなければよいのですが、・・・・、館山市政の現況を見るとありそうな気がします。
    次項有
  • 2015/09/19 08:40
    > ピンクフロッグさん
    > 議会議長への圧力がこの申入書のねらい

     私も、そう感じました。そして、ごく自然に現市長の顔が思い浮かびました。密室でどんなやりとりがあったのか。
    次項有
  • 2015/09/19 08:47
    > 南房総のかずちゃんさん

     議会人は、今回の抗議文を、教委の議会への挑戦と受け取るべきです。でも、なぜそんなことをする必要があったのか。石井敏宏議員個人に抗議すれば済むことなのに…と考えると、教育長の背後にうごめくある影を感じます。
    次項有
  • 2015/09/19 15:37
    話の趣旨からずれますが。
    数年前の館山ろう学校の問題も、今回のような目に見えない何かを感じました。だとすれば、この学校教育行政という組織は根深さを感じます。
    子供さんの個々の将来よりも、組織優先とする雰囲気が強く感じるのは言い過ぎでしょうか。
    次項有
  • 2015/09/24 12:58
    神田守隆さん
    情報公開条例に基づき以下の開示請求をしました。2週間以内に開示・非開示を決定することになります。

    開示請求文書は以下です。
    「館教学第111号平成27年9月7日付文書「石井としひろの「館山市政かわら版」について」の起案・決裁書並びに9月18日定例教育委員会への臨時代理に関する提案及び理由書」
    (注;館教学第111号は文書の記番。)


    公文書は市民共有の情報ですので、開示請求ができます。個人情報保護等の特別な理由がなければ開示となります。

    これにより、市教委がどのような経緯や理由で石井議員への抗議の申入書を市議会議長宛に出したのか、その理由が見えてくると思います。
    次項有
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