麦が実るころを麦秋といいます。梅雨に入るころですのであと半月くらいしてからのことだったのでは。
賢治ファンは根強いですね。
(18:30 追記) カレン・カーペンターとジョン・デンバーが、なんと、♪誰かさんと誰かさんが … を歌ってる。^^ ・Carpenters - KC & John Denver - Coming Through The Rye youtube https://www.youtube.com/watch?v=fJUIWYX8HlI (15:30 追記) 五月晴れ。初夏の風が心地よい。 田植えを終えたばかりの田んぼの横に、麦畑が広がっていた。垂直に立った青い穂波が揺れている。 岩手県花巻市にいる。「宮沢賢治生誕120年」のポスターなどが目立つ。そのせいか、宮沢賢治にまつわるこんな話を思い出した。 以下、岩手県立花巻農学校の同僚、故白藤慈秀の著書「こぼれ話宮沢賢治」から。 ・・・麦の穂はよく実って、そよ吹く風に手招きするかのように柔らかにゆれている。 皓々たる月は大空にかかっている。 この風景を見た宮沢さんは、何を思い出したのか、突然両手を高くあげ、脱兎の勢いで麦畑の中に入っていった。手を左右にふり、手を高くまた低く、向こうに行ったと思うと、すぐ引き返してきた。こうしたことを数回くり返してもとの場所に戻って路上の草の上に腰をおろし、大きなため息をしていた。 私は奇異に思い「いま何をしたのですか」と聞きただすと、宮沢さんは平気で、「銀の波を泳いで来ました」といった。・・・ 引用は以上だ。 「銀の波」だから麦は実って熟しいる。秋だろう。このとき、賢治は、湧き上がる詩想に身をゆだねていたのだろう。 海だべがど、おら、おもたれば やっぱり光る山だたぢゃい … 「高原」の一節だ。この時も、賢治は、一面のススキの穂波の中に「脱兎」のごとく駆け込んで、「銀の波を泳い」だのだろうか。 ・写真2枚:麦畑@岩手県花巻市 Mytweet https://twitter.com/nansounotora/status/736808904542167040 (以下 元の文章) 白い縞模様がくっきり。農家レストラン「まだ来すた」に急ぐ途中、車の左の窓から見えた。幸い、ハンドルを握ってるのはカミさん。早速、カメラを向けたが、走行中の車から撮るのは、思ったよりも難しかった。ここぞとシャッターを押そうとすると、木々や電柱、家並みがファインダーに飛び込んできて邪魔する。 手前の水田に逆さの白い縞模様がくっきり映ったシーンがあったのに撮りそこなった。「止めて!ちょっと戻って」と叫んだが、先を急ぐかみさんに無視された。いまだに、恨めしい。 「まだ来すた」で山の名前を尋ねたら、「焼石連峰」だと教えてくれた。後で調べたら、最高峰焼石岳は標高1,547mだった。 ・写真2枚:焼石連峰@岩手県奥州市胆沢 Mytweet https://twitter.com/nansounotora/status/736718794979053568 ▽今旅関連 ・「まだ来(き)すた」と駆け込む/13年ぶりの再会、懐かしい味に舌鼓/「まだござれよ」と見送られ/岩手県胆沢のお国言葉に和む 2016年05月28日(土) https://hyocom.jp/blog/blog.php?key=266041 ・福島県いわき市にも「オバマ(小浜)」町/広島訪問の米大統領と同名だが…//水郷の街 佐原に雨が降る/「樋橋」から流れ落ちる「滝?」/千葉県香取市 2016年05月27日(金) https://hyocom.jp/blog/blog.php?key=266008 |