みやちゃん
播磨の国は、歴史が豊かに流れてます。特に江川は、昔ながらの風景が手付かずに残ってるようです。ぶらーっとすると思わぬ光景に出くわすやろねえ。
江川地域の歴史を紐解いていくと、晴明塚・道満塚が日本の宝となるであろうことに気づきます。その晴明塚・道満塚を活かすため、講演会、シンポジウムそして翌日、塚までのウォーキングを行ないました。このウォーキングには、駱駝さん、冬桃さん、skyさんもご一緒していただきました。 早朝のさわやかな空気と木々の緑が発するマイナスイオンを浴びながら、歩きました。ウォーキングの道すがら、昔懐かしいすももやきいちごの実を食べたり、道端に咲くさまざまな花々の中を江川小学校から晴明塚・道満塚まで、実に気持ちのいい行程でした。 道満塚に着いたときには一陣の風が吹き、木々のさわさわというざわめきが歓迎してくれ、本当に気持ちいいウォーキングとなりました。 江川地域には、1,000年以上の昔より里が築かれ、いろいろな人が出入りしていたようです。 その中でも、日本の陰陽師としては第一人者の芦屋道満が、この地でなくなったと言われています。 安倍晴明のことを書いた本はたくさんあり、多くの本で、道満はヒール役として取り扱われています。時の権力者争いの中で、運命を翻弄されたのでしょうか。 中でも、時の関白太政大臣である藤原道長を呪殺しようとしたくだりでは、晴明が見抜き白鷺となって道満屋敷に入っていったので、その罪が問われるのです。ところが、それほどの大罪にもかかわらず、道満は江川(佐用町)まで流されるにとどまったのです。 朝廷から、同じように流罪となった者では菅原道真の話がありますが、その道真公は全国の託宣を受けた者が祭るようになり、今日の学問の神様が生まれたのです。 平安時代の大陰陽師の一人、芦屋道満は眠る江川地域です。その証拠にドーマン・セーマンは、お守りにもなっています。私たちの地域の誇る英雄として、これからも平安時代の歴史を紐解いていきたいと思っています。 参加者の皆様、ほんとうお疲れ様でした。今後ともよろしくお願いします。 |