オバマ大統領が提案した新たな金融規制に、金融市場が揺れています。 欧米メディアは批判的だが、オバマ提案を長い目で見る必要があるといっている人もいます。かってのインフレファイター=ボルカー元FRB議長と親しい行天豊雄国際通貨研究所理事長です。 オバマ提案の背景に金融資本主義の行き過ぎがあったと見ています。グリーンスパン前FRB議長は、市場まかせがうまくいくと考えていたが、ボルカー氏は金融監督体制の強化を主張しています。 オバマ大統領は「ボルカー・ルール」となずけました。 預金を預かる金融機関が自己勘定の取引リスクを負うのを禁じ、金融機関の寡占化にブレーキをかけようとしています。 金融持ち株会社が統括する金融業務を預金を預かる公共財金融と投資を行うリスクテイカーとに分ける考えです。 世界の潮流が変わっているようだ。 |