その日の朝、出勤途中にある道を南下してきたところ、前方の信号が赤で数台停車しています。 そのちょうど最後尾辺り左手に細い道が合流する交差点があります。 その道は、直角三角形の鋭角部分を通らずに一番短い辺を通る、所謂抜け道です。 すごく細い道なのですが、朝晩はかなりの車が通ります。 この道は小学生が通学に使っている上、私が下ってきた道との交差点は非常に危険なのです。 通勤を急ぐ車が沢山出てくるところを小学生は渡ります。細い道ですから横断歩道はありません。北側は開けているのですが、南側の角は民家のブロック塀になっているので見通しもよくありません。 ボランティアの地元のお年寄りが、毎日二人ついて旗振りをしています。 早く職場に着きたい気持ちはわかりますが、その道を使うドライバーはどうも好きになれません。自分の子供がそこを通るとしたらどう思うのでしょう。 その日の朝も1台、白いフィットが無理やり頭を突っ込もうとしてきました。こちらが優先道路でもありますし、先の理由から当然入れてあげませんでした。 そのドライバーは自分が無理をしたのに逆恨み、私の車を煽ってきました。「何だコイツ?」とは思いましたが、制限速度で走ってあげました。 右に左に車を振りずっと煽ってくるのですが、追越する気配はありません。その後ろの車は危ない車だと判断したのでしょう、かなりの車間をとっています。 ちょっと脅かしてあげようかなと思い、追突されない程度に車間が開いたところを見計らい左足でブレーキペダルをチョンと踏んであげました。これは自動車学校に通っていたとき、教官から教わった技(?)です。 ミラーで観察していたのですが、目を見開いてブレーキを掛けたようでした。 相当頭にきているようで車の中で何か叫んでいます。 次の信号が赤なので停車したのですが、まだ何か叫んでいます。 でも降りてきて喧嘩を仕掛ける度胸もないのでしょう。窓を閉めた車の中で叫んでいるだけです。私は次の交差点で左折したのですが、まっすぐ行ってしまいました。 最近おかしな輩が増えてきました。 |