二十数年前に農林水産担当部署に配属になったばかりの頃、「鳥獣飼養許可証」の交付を担当していました。
確かメジロもその対象になっていたと思います。 1年毎の更新で、私が担当していた頃は新規申請は不可。 つまり許可をとった固体が死んでしまえばそれで終わり。 の、はずなんですが、個々のメジロの特徴がわかるはずもなく、死んでしまっても新たに捕獲し、そのまま更新手続きをすれば、永遠にメジロを飼うことが可能になるわけで、書類上、妙に長生きなメジロが存在することになります。 で、ある時から、更新時にメジロに足管を付けることになったのです。 これで、許可されている固体が死んでしまえば、その後は捕獲・飼養ができなくなるわけです。 ある日、申請者が持ってきたメジロに足管を付けようとした時、彼曰く「そんなことして、メジロがかわいそうだと思わないんですか!」 オイオイ、かわいそうなのは「メジロを捕まえて、鳥かごに押し込めておくこと」のほうなんじゃねえの? |