館山市の西の突端。洲崎(すのさき)と呼ばれています。
浦賀水道に突き出た岬の先には洲埼(すのさき)灯台があります。 地区名は「洲崎」なのに灯台は「洲埼」と書くのが不思議です。 この灯台、東京湾の入り口を見守り続け、来年の12月で90年を迎えようとしています。 ちょっと小高い丘の上にある白亜の灯台で、灯台らしいロケーションの灯台です。 このあたりは、館山でも黒潮の影響を最も受けた温暖な地域です。 大正時代にはそんな温暖な気候を利用して、マーガレットの露地栽培に成功しています。 昭和になり施設園芸に押されるまでは、マーガレットはこの地区の特産品で、洲崎地区一帯は別名「マーガレット岬」と呼ばれていました。 ちなみに、マーガレットの花言葉は「恋占い」だとか。 また、最近マーガレットに代わって植えられているのがストックで、こちらの花言葉は「愛の絆」。 私が言うのもなんですが、なんともロマンチックではありませんか. 現在、洲埼灯台は建物の中は開放していませんが、小高い敷地までは入ることが出来ます。 ここに登ると、三浦半島はもとより伊豆半島・富士山・伊豆大島・利島まで360℃見渡すことが出来ます。 そして特にきれいなのが、夕日。 恋占い岬で愛の絆を確かめてはいかがでしょう。 |