新型インフルエンザに感染した77歳の男性が18日に神戸市の病院で死亡しました。神戸市は、男性が診察を受けた医療機関で、接触したおそれのあるほかの患者の健康状態を確認し、感染が広がっていないか調べることにしています。 神戸市の病院で死亡したのは「肺気腫」の持病がある神戸市垂水区の77歳の男性で、その後の検査で新型インフルエンザに感染していたことが確認されています。 神戸市によりますと、この男性が発熱などの症状を訴えて最初に診察を受けた医療機関には、人工透析を受けに多くの患者が通院しているということです。 人工透析の必要な腎臓病の人が新型インフルエンザに感染した場合、重症化しやすいとされています。 このため神戸市では、男性と接触したおそれのあるほかの患者や医療スタッフ、およそ40人を対象に健康状態を確認し、感染が広がっていないか調べることにしています。 また、神戸市では、ぜんそくや心臓病、糖尿病などの病気の人、それに幼い子ども、妊婦などに対しても、症状が出た場合、速やかに治療を受けるよう注意を呼びかけています。 (8月19日 6時35分更新) |