農家は、やはり雀が好きになれません・・・
ウチの近所には、いっぱい居ますよ。
群れになって・・・
昔、小学生の頃、我が実家では採卵のためニワトリを飼っていました。 家のお手伝いをする感心なhiromine少年は菜っぱを刻み、米ぬか、貝殻の砕いた物を混ぜて 餌を作り、与えることが日課でした。
ニワトリがいるゲージ周辺には鶏の餌のおこぼれを頂戴しようとすずめがたくさん集まっていました。 その光景を目にしたhiromine少年は群がるすずめを一網打尽にして街の精肉店に売れば もうかるのではと小さな頭脳で計算高く考えました。
そこで中くらいのざるを用意し、地面に餌を撒き、紐をつけたつっぱりをざるにセットし、すずめが餌を求めて ざるの中に入ると物陰に潜んで紐をひく。そんな罠を仕掛けました。
やってみると3,4羽、捕獲できました。 店へ出荷前に羽をむしってしめるわけですが・・・・・・・
できませんでした。
現在、全国的にスズメの個体数が激減しているそうです。 確かに秋の収穫時期に稲穂が垂れた田圃ではスズメ避けのガス砲などのスズメ威しが必要でしたが 今はあまり見かけません。
原因は巣作りができる屋根瓦の家が少なくなった、カラスなどの天敵が増えた、等が考えられるそうです。
昔話に出てきたスズメ、農家にとっては嫌われものでしたがいなくなるのは少し寂しい気がするし、生物ダイバシティから考えると決して環境にプラスではないはず。
すずめが飛び、案山子がたんぼにいる光景、そんな光景に再び出会えることを願っています。 |