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2016年02月09日(火) 
(10日09:10 追記)
 青梅市の名前の由来となった「将門誓いの梅」が気になって、問い合わせた。薬剤などでウィルスを媒介するアブラムシを防除しており、いまのところ問題はない。来月上旬には花が見られそうだという。よかった!^^

(23:00 追記)
 吉野梅郷を偲びて 

      花見られず 切られたりしか 病みし梅(寅)

・写真:将軍梅@愛宕神社 Mytweet
https://twitter.com/nansounotora/status/697058584635387905
https://twitter.com/nansounotora/status/697390607900086273

 徳川家光が、愛宕山頂に咲く美しい梅の花を見て、家臣に馬で取りに行くよう命じたところ、あまりの急な石段を馬で昇り降りするのに皆が尻込みする中、愛馬と共に前に進み出て石段を登りきり、見事梅を持ち帰ったのが四国丸亀藩の家臣、曲垣平九郎(まがきへいくろう)でした。

(12:20 追記)
 東京タワーの「CAFE DI EXPRESSO」で書いている。
 ここに来る途中で、今日初めて、梅の花を見かけた。「とうふ屋うかい東京芝」の庭。東京タワーのすぐ足元だ(写真)。さらに、

・写真:白梅@浄土宗心光院
https://twitter.com/nansounotora/status/696883507272888321

を見かけた。
 とりあえず、東京都心の梅の花をこの目で確かめて、ちょっと安心した。^^

(以下 元の文章)
 東京・三田で朝を迎えた。快晴。梅の花見を楽しもうと、名所を検索したら、

・写真:青梅市‐吉野梅郷-梅の公園 - タチオンエリアガイド東京多摩版
http://matome.naver.jp/odai/2135885413688360701

が出てきた。
 すっかり行く気になって、アクセスを調べていたら、

「※現在、梅の公園内の梅はウメ輪紋ウィルス(PPV)防除のため、全て伐採しております。」

と表示が出た。
 つまり、いまごろ、花に覆われていた園内から梅の木がすべてなくなってしまった、ということだ。
 経緯はこうだ。
 東京都青梅市のウメの葉に輪紋やモザイク症状の発生が多数見つかり、2009年、東京大学植物病院がウメ輪紋ウイルスによる病気であることを確認した。12年には、東京都を始め、茨城県、滋賀県、大阪府、奈良県のごく一部で感染樹が見つかた。これらの感染樹のほとんどは、青梅市から苗木または穂木が持ち込まれ栽培されていたものだという(註1、4)。
 農林水産省緊急防除の概要(平成28年2月5日)によると、東京都や愛知県、大阪府、兵庫県で被害が広がり、平成33年3月31日まで長期的な防除対策が続けられるそうだ(註3)。
 ウメ輪紋ウイルス(プラムポックスウイルス)は、モモ、スモモ、アンズなど核果類の葉や果実に輪紋や斑紋を生じる上、奇形果、早期落果なども起こし、収穫が大きく減るため、世界的に恐れられている病気。1915年頃ブルガリアで初めて確認され、その後ヨーロッパ各地でも発生が見られるようになった。さらにトルコ、エジプト、南米にも発生が拡大し、1999年にはアメリカ合衆国にも発生した。
 
・註1:ウメ輪紋ウイルス(プラムポックスウイルス) の見分け方と対策
http://www.jeinou.com/technology/2012/07/12/115500.html
・註2:プラムポックスウイルス(ウメ輪紋ウイルス)の緊急防除の概要 更新日:平成28年2月5日 農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/keneki/k_kok…tline.html
・註3:プラムポックスウイルス(ウメ輪紋ウイルス)の緊急防除の概要 農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/keneki/k_kok…tline.html
・註4:「梅を救え」特定非営利活動法人 青梅吉野梅郷梅の里未来プロジェクト
http://omeumepro.jimdo.com/

 

閲覧数1,187 カテゴリ日記 コメント7 投稿日時2016/02/09 08:15
公開範囲外部公開
コメント(7)
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  • 2016/02/10 00:07
    青梅で梅がないのはさびしいですね。
    まだしばらく苗木も植えられないようですし。
    次項有
  • 2016/02/10 08:48
    > くちべにがいさん

     市の花は「うめ」で市の鳥「うぐいす」。「梅に鶯」というわけですね。その梅が皆伐では様になりません。ただ、市名の由来となった「「将門誓いの梅」」(写真)は健在だそうです。不幸中の幸いですね。写真はインターネットからダウンロードしました。
    次項有
  • 2016/02/10 20:58
    ベッガさん
    > 南総の寅次郎さん
    梅に鶯といえば、私がずっと疑問に思いながら調べていなかったことがあるんです。

    まだ学校に上がる前、5,6歳のころでしたが、ある冬の夜「雪の降る夜に 雪の降る夜に、鶯は 梅の花さく夢を見た」という歌を聞いたことがあるのです。でもそれ以来どこでも全く聞かないので、あれは夢だったのかしら、とさえ思っていました。それにしては歌詞も曲もはっきり記憶に残っているのが不思議でなりませんでした。

    今日ブログを拝見してネットで調べたら、野口雨情作詞、中山晋平作曲の大正14年の歌!

    立春も過ぎたころ、今日のように雪がちらつく日には必ず胸に浮かぶ歌です。正体(?)が分かって一安心。
    次項有
  • 2016/02/12 20:35
    > ベッガさん

     私も、御幼少の砌(みぎり)^^、童謡が大好きでした。

    ・♪かわいい かわいい さかなやさん … https://www.youtube.com/watch?v=OJVX1u_v8Fk
    ・♪エッサ エッサ エッサホイ サッサお猿のかごやだ … ホイサッサ https://www.youtube.com/watch?v=uTNItcU3YGI

    など。おばあちゃんやおばばちゃんに「上手 上手!」と褒められ、得意になって声を張り上げて歌ったものです。いまでも、1番だけですが、歌えます。^^
     でも、

    ・「鶯の夢」
    https://www.youtube.com/watch?v=WBuAy0uMxHA

    は知りませんでした。
     遅い春を待つ雪国の人々の気持ちを鶯に託したのでしょうね。
    次項有
  • 2016/02/09 16:31
    ベッガさん
    欧州には梅はないですが、スモモとアンズは多いので、被害が出る恐れがあります。いずれも春から夏の収穫で量も多く、ジャムにしたりケーキに使ったりしますが、ということはジャムやケーキの値段に跳ね返りますね。

    ふと思い出しました。私はドイツに来るまで世田谷区の梅が丘に住んでいたんです。駅のすぐ向こうが羽根木公園で広い梅林で知られ、毎年今頃になると紅白の梅を見に来る人たちで大賑わいでした。

    「しら梅に
      明(あく)る夜ばかりと
      なりにけり」

    蕪村の句ですって。
       
    次項有
  • 2016/02/09 22:31
    > ベッガさん

     几董の「夜半翁終焉記」によると、蕪村は、この句を詠んだのち、「睡れるごとく臨終正念にして、めでたき生涯をとげたまひけり」とあります。夜の明ける気配に梅の開く気配を重ねたのでしょうか。
     写真は、きょう、港区西新橋の南桜公園で撮りました。元南桜小学校跡地で、名残の二宮尊徳像がありました。
     周辺は、江戸時代には多くの大名屋敷があった場所で、幕末には老中の堀田正睦の中屋敷でした。
     
    ・写真:先月21日に館山市の城山公園で Mytweet
    https://twitter.com/nansounotora/status/689982793489711107
    次項有
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