「信州信濃の新蕎麦よりもわたしゃ あなたの そばがいい」なあんて都々逸がありました。
私は食いしん坊なので夢蕎麦の方がいい。
今日はひょこむそば打ち道場の開講日。
朝から受講生8名が炎のそば打ち職人 夢師匠の指導でそば打ちにチャレンジ。
私は出で立ちも本格的な和帽子と作務衣を着用。
気合いが入っています。
【水回し】
最初に「水まわし」そば粉と水をほどよく交えます。そして練って捏ねて団子にして。
【練り延ばし】
団子を皇室の菊の御紋のようにします。麺棒でまあるく延ばし、次に四角に延ばし麺棒に添える手は「猫の手」で。
この円から四角にがなかなかできない。(汗)
だいたいの形で延ばし完了。
【延ばし切り】
折って畳んで裏返し~♪千葉紘子の歌ではないけれど破れないよう大切な人を扱う如く丁寧に延ばします。
自分の才能もこんな風に伸ばせたらと思いながら。
折り畳んで次は切りです。
村の鍛冶屋を唱いながら切るのがリズム感があってよいのだそうだ。
しばしも止まずに槌(つち)うつ響(ひびき)。
飛散る火の花、はしる湯玉(ゆだま)♪
できました。
熱湯でさっと湯がいたら夢蕎麦の完成。
ネギとわさびを付け汁にいれそばを啜る。コシのある麺、のどごしのざらつき、何とも言えません。
ちょっと太い麺があるけど自分で打った麺は文句なしに美味しい。
そのとき眼前に夢前川沿いに広がる一面の白い花をつけた蕎麦畑の情景が浮かびました。
夢師匠が汗だくで刈り取っています。いろんな人の苦労の結晶をいただいていることに感慨無量です。
これにて第1回ひょこむそば打ち道場閉講です。
※食後のティータイムにやえちゃんの手作りケーキとつくしさんの
お茶セット。ごちそうさまでした。