私の父は戦争のことは一切口にしませんでした。。。
よほど辛い事を見て来たのだと思い
子供もあまり聞きませんでした。。。
話もどこに行っていたかという土地の話だけでしたが
晩年・・・話してくれたことは「ガス隊」にいたということです。。。
ガス隊とはあの人体実験をしていた隊だったと思います。。。
終戦前は千葉の海岸で穴を掘り
ガスを隠し埋めていたということです。。。
伊丹市内にお住まいの元零戦・紫電改パイロット笠井智一さん(元松山343空)をお招きして、「戦争体験を語り継ぐ」講座を開催する
戦争反対・・・・・当然の事だ
しかしだからと言って命がけで任務を果たそうとされた無数の諸先輩方の思いを忘却していいのだろうか
自分の父は昭和20年最後の学徒動員組みだった
本土決戦にそなえ延々と海岸線に穴を掘り続けていたらしい
彼は戦後商社マンとして世界を相手に商売してきたのだが、子どもである自分に常に言っていた事がある
「俺はこの国のため太平洋に散っていった、大陸で散っていった、沖縄や本土で散っていった、無数の兵士や市民の思いを受け継ぎ、日本を平和国家として世界に冠たる国にするんだ。そのために世界相手の商売で最善を尽くすのだ。」という事だった
ところがいつしか、先人の思いを受け継いでいくという当然の事が、政治的にねじまげられたり、思想問題にすりかえられたりするようになってきた
政治的にどういう立場であれ、思想的にどういう立場であれ、先人の経験に敬意を払い、思いを受け継ぎ伝えていく、という事は当然の事ではないのか
「戦争体験を語り継ぐ」 3月24日土曜日 午後1時~3時 いたみホール5F会議室 講師 笠井智一氏(伊丹市在住) 無料 定員30名 主催 戦争体験を語り継ぐ実行委員会(杉一&阪神NPOセンター) |