日本の非営利活動に日本財団を通じて、貴重な財源を提供してくれている競艇
この競艇は多くのいぶし銀の選手によって支えられている
みなさんは今日70歳の誕生日を現役選手として迎えられた加藤峻二選手をご存知でしょうか
加藤選手は1942年生まれ。
1959年にデビュして以来52年間現役。今日70歳の誕生日を迎えられた。 今日も平和島競艇場の第2レースに登場。結果は2着。
選手寿命の長い競艇選手でも平均の引退年齢は55歳、平均在籍年数は34年と言われている。
しかも加藤選手はこの現役選手期間常に第一線で活躍してこられた。
出走回数13973回 1着3248回 優勝回数119回(SG制覇 4回・G1制覇 21回)
走らなければ、着をとらなければ、一銭も入らない競艇選手。加藤選手が積み重ねられた生涯獲得賞金はこの12月12日までで15億9660万円。
自分は加藤選手こそ少子高齢化社会の希望の星だと思っている。
競艇選手は現役期間中52kg前後に体重を絞り続け、大時計を見る視力を保ち、命懸けのレースを続けている。
競艇はモーターやペラもさることながら、何といっても技術力や判断力、そして度胸など人間力の占める割合が大きい。正座状態でボートに着座しグリップレバーとハンドルだけで艇をコントロール、、コーナーではモンキーを含め如何にコーナーを鋭く攻めるかに苦心し、直線では80kmを越えるスピードで水面を走り抜ける。 レース終了後にはヒザがガクガクするほど体力を消耗するという。 この激しいモータースポーツ選手を52年も続けてこられた加藤選手 もっともっと注目されていいと思う。
動画は昨年7月平和島一般戦で1着をとられた際の勝利者インタビュー
全国で多くの人たちが、4万台を越える福祉車両をはじめ日本財団を通じて恩恵を受けている。その日本財団の財源を支えているのが競艇選手。
競艇選手が頑張るからこそ、ファンも舟券を買いたくなる。 加藤選手の今季勝率(2011年11月1日~)は4.58 2連率19.23 3連率42.31まだまだ若いもんと対等に戦える成績だ。
注目すべきは逃げ基本の競艇で加藤選手は1コースもさることながら、外からのレースも得意だというところ。スタート力も若者に負けないし、積極果敢なまくりやまくり差しで1着を獲ることができるのだ。
今の社会には様々な分野で、華やかな表面を支えている沢山のいぶし銀の人達がおられる。加藤峻二選手のように。
その方たちに敬意を払い続けたい。
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