本年8月前半に原稿として送りました新聞投稿の原文を、未採用投稿として公開します。 先月末、東京都知事選挙に小池ゆりこさんが当選。 公約の中で、満員電車の解消がありました。 私はこれを目にしたとき、 新木場をかいしての、りんかい線・京葉線の相互乗り入れと、新宿からりんかい線・京葉線経由で、内房線・外房線直通のホームライナーに準じた列車の運行を モデルケースとしてできるのではないか。 昨年の特急の見直しにより、車両が余っていると聞きます。車両を遊ばせるのであれば、通勤・通学の満員解消のためにも、上記で書いた列車の運行や、4年後のオリパラ関連で都心とキャンプ地である鴨川をつなぐ列車、アクアラインなどの渋滞の代替手段の列車の運行も考えるべきであります。 先月、鴨川市と夷隅郡市4市町が、森英介代議士とともにJR千葉支社へ外房線についての働きかけをしたそうです。 すでに一昨年の12月、茂原市議会では、りんかい線・京葉線相互乗り入れ実現のための意見書を可決しています。 外房線沿線の自治体は大変熱心であります。 一方の内房線沿線。 昨年の特急の見直しの前後は働きかけの活動はしたものの、全く動きはなし。 最近は、木更津金田バスターミナルが新しい建物になったことで、近隣の袖ヶ浦バスターミナルと高速バス路線で、ハブ化の争いをしているとか。 誰しも、自分たちのところが、交通の便がよければいいのは、同じです。しかし、バスにせよ、鉄道にせよ、地域と地域、地域と都心をつなぐ役割を担っています。だとしたら、内房線沿線全体として、今のままでよいのか。改善すべきことがあればどうしたらよいのか。 そういった議論を、自治体単独でなく、沿線自治体全体として取り組みをしなくては、先が見えないし、将来も展望できないのではないでしょうか。 残念ながら、危機感が全く伝わらないというのが、私の率直なところです。 |