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「大震災【村つぎ】リレー」プロジェクト
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東日本大震災発生直後の2011年3月12日、環境宗教学者の岡田真美子さんが「現代の【村つぎ】を造りませんか?必要な物資を一気に目的地まで送ることは難しくても、役場から隣の役場まで送り届け、そこで運転手を交代したり、物資を足したりしてからまた縁のある役場まで届け、次々にリレーして物資の足りないところへ運ぶ。はじめは車を一杯にしなくても次第に充実してゆく。」とTwitterで呟きました。「村つぎ」は、村継送り(村送り)とも呼ばれる地域共同体間の仕組みです。公共交通機関が発達していない時代、遠くまで病人を移送する際などに中継地点(継立場)まで運んで先の村にバトンタッチをし、個々の負担の軽減を図っていました。

最終的には、岡田案のような産官学民の地域ネットワークによる村つぎが実現すると、大きな災害が起こった際に即時性・即応性・有効性の高い被災地支援ネットワークとして機能すると考えられます。しかし、現実にこのようなネットワークを構築するには多数の困難を克服する必要があります。そこで、全国各地に散在する地域SNSのネットワークを「村」に見立て、現代の【村つぎ】を実現してみようというのが本プロジェクトです。

地域SNSは、ある程度エリアを特定した人的ネットワークですが、その多くはサイト内に「信頼と互酬性」という関係が成立させています。また、2007年8月31日に神戸で開催された「地域SNS全国フォーラム」(以降、半年毎に計8回実施)によって地域SNS間のつながりが自発的に生まれ、全国規模のゆるやかなネットワークが構築されています。災害に強い地域社会づくりを目指すサイトも少なくないことから、地域SNS連携を活かした【村つぎ】の可能性を探ることとなりました。

最初の取り組みは、盛岡地域SNSの被災地支援の活動をバックアップすべく、4月6日に尾道(広島)を出発して、7日姫路(兵庫)、8日春日井(愛知)から掛川(静岡)、葛飾(東京)をついで9日に盛岡(岩手)に学用品を届ける「大震災【村つぎ】リレー」輸送隊による試走を実施しました。この取り組みによって確認できた効果や問題点を整理し、より理想的な【村つぎ】を実現するためのネットワークづくりと具体的な方法論の検討、そして新しい【村つぎ】リレーを展開していくのが、本コミュニティの目的です。

このプロジェクトは、参加する地域ネットワークが多ければそれだけ継立場のメッシュが小さくなり、より軽微な負担で被災地支援活動が可能になります。また、災害発生時には、(例えば)北に向かっていた支援のベクトルが即座に西に方向を変え、より近くの継立場が前線拠点の機能の発揮し、いち早く的確なサポートをネットワーク全体が担うことができるようになります。このネットワークは災害を経験する度により強固な信頼のつながりとなり、普段は地域内外の互酬関係を活かした地域活性効果をもたらし、セーフティネットを維持・発展させることとなります。

ソーシャルメディアというハイテクツールを駆使し、日本人らしい地域ネットワークの特性を活かして感動・感激・共感を生むローテクの取り組みを、みんなの手でしっかりとかつゆるゆるに完成させていきましょう。
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「大震災【村つぎ】リレー」プロジェクト
2011年04月12日 (開設から4,766日目)
カテゴリ:防犯・防災
参加メンバー101
管理人こたつねこ