今ドイツでは反難民と親難民が嘘つき合戦をやっています。
先日はベルリンのMoabit hilftという慈善団体の22歳の若者が、彼の世話していた難民青年が保険・福祉担当局の前で長く待たされ、疲労と寒さで倒れて病院に運ばれたが死亡した、と報告したため、「待たせた」当局の長に慈善団体の長と「緑の党」代議士とが辞職を迫り、市の職員を罵倒しました。
ところがその難民青年はピンピンしていて、それも驚いた警察や消防や保安局が総動員で調べ、病院にも全部当たったけれども該当する人物はいない、ということで、慈善団体の若者を調べて「嘘でした」と判明したのです。
ついでにこの時とばかりに、その団体の寄付金横領や上部陣の贅沢ぶりなどスキャンダルを暴きだす元職員まで現れ、実際には「偽善団体」だというので、てんやわんや。
極右のグループが各地で「難民出ていけ」というデモをするかと思えば、今日は極左のグループがベルリンで上記の局長に脅迫状を送り、さらに20人ほどが高級車数十台を焼き討ちに。
驚いて夫に報告したら、ベルリンでは高級車放火はしょっちゅうで、極左の犯罪にはみんな口をつぐむ傾向があったけれど、このところ極右の犯罪のみを騒ぎ立てると偏向ぶりを非難する声が高いので、今回に限って報道したんだろ、ですって。
ということはマスコミも腐ってる。
ドイツもそろそろ終わりかな、という感があります。よい時代が続いたから、政治家のボケも増えたようで。