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2008年03月18日(火) 
今年6月の洞爺湖サミットの主要議題である地球温暖化問題。
これは文明の加速度進化が原因だと言われる。

そこで、文明の進化を振り返る。
人類の歴史は600万年とされる。
文明の基点となったのは火を使い始めた40万年前、

40万年前 火の使用(エネルギー革命)
1万年前 農業革命(主食となる穀物の栽培)
250年前 産業革命(地下資源石油等の利用) 

時間が1/40ずつ短縮され文明が加速度的に進化してきた。

次に起こる革命とは、第2のエネルギー革命と仮説を立てる。
地下資源から地球空間を含む太陽系資源への転換と読む。
地球温暖化を防止する温暖化効果ガスとりわけCO2削減。

人類は経済成長とともに栄えてきた。
CO2削減と経済成長は両立するかを考えたい。

炭素原単位に直目する。
炭素原単位=温暖化ガス炭素換算排出量÷実質GDP

炭素原単位が不変なら炭素を削減すると実質GDPは減少する。
しかし、日本は過去30年で炭素原単位は4割低下したが、GDPが1.7倍産出したと言い換えられる。

炭素を削減しても、炭素原単位の低下率が排出削減率を十分上回れば、CO2削減と経済成長は両立する。
実質GDP=炭素換算排出量÷炭素原単位>1

◎安倍前総理の世界環境会議での約束
①50年までに炭素排出量半減目標→毎年前年比1.7%削減

◎京都議定書の目標
京都議定書CO2削減率90年比6%を達成するためには06年比12.4%削減が必要。
森林吸収と排出量購入で5.4%見込んでおり、06年比7%削減。
②京都議定書目標→今後年率で前年比2.4%ずつ削減

①1.7% ②2.4%を上回る炭素原単位の低下率がないとマイナス経済成長となるが、現状では難しい。

ここで、炭素原単位を分解する。
炭素原単位=(炭素排出量÷エネルギー供給量)×(エネルギー供給量÷実質GDP)
炭素原単位=炭素・エネルギー比率×エネルギー効率

炭素・エネルギー比率は再生可能エネルギーの導入により化石燃料依存率が下がる→炭素税の導入

エネルギー効率は省エネが進むほど小さくなる→排出量取引をオークション方式により歳入となる

「炭素税と排出量取引オークションにより、CO2削減に価格機能を持たせ成長との両立を図る」(慶大大沢教授の提案)

◎日本は環境技術と国民の省エネ意識が高いこと
◎日本文化は世界から見れば独自性が強く、模倣、偽装で天才的能力を発揮できる

EUにCO2削減、地球温暖化防止で先行を許していることをバネに
新エネルギー改革にイノベーションが起こる。
ヒントは今、地球に無尽蔵に生み出されているCO2と太陽熱を利用
して新たなエネルギーを生み出すことである。

閲覧数1,407 カテゴリ気候変動防止 コメント7 投稿日時2008/03/18 22:06
公開範囲外部公開
コメント(7)
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  • 2008/03/18 22:52
    いちごさん
    ふむふむ、良くわかりました。すみません、嘘です。よくわかりませんでした。難しくて。。

    エアコンやガソリンの節約もCO2の削減に効果があるのかもしれませんが、輸出入を減らせばもっと削減できますよね。

    中国から食料品を輸入するのに、空輸や船輸送でどれだけのエネルギーを消費しているか。。
    次項有
  • 2008/03/19 12:16
    ご、ごめんなさい。
    大切な問題なのに。。。
    難しいですね。
    もっと勉強します^^;

    次項有
  • 2008/03/19 15:10
    日経愛読者&理論派のあほねんさんですね

    CO2の活用面からは、なかなか困難なようです。
    以前、CO2貯留の話をテレビでしていましたので、ちょっと調べてみました。
    夢物語のような話と、その際に感じましたが、果たして、これらの技術開発に誰が資金提供するかと疑問を投げかけているブログがありました。
    (2つ目のHP)

    また、太陽光に限って検証すると、普通の原発1基の発電量(100万KW)の発電量相当をまかなうための現行設備を太陽光発電に代替すると、東京の山手線内の大きさの受光体が必要とのこと。<http://www.tepco.co.jp/nu/qanda/qa01-j.html
    そして、化石燃料のエネルギー量(発電量?)を原子力に置き換えると5千基程度が必要とのことで、現行のエネルギー消費をまかなう代替には革新的なアプローチが必要とのことです。
    いずれのしても発想の転換が必要ですね。
    (飽くなき人間の欲望の前には厳しい状況です)

    これからのエネルギー資源として考えられるもの
    として、こんなブログがありました。

    (エネルギー革新技術革命 クールアースエネルギーに関しての個人的見解)
    http://www.yasuienv.net/EnergyInnovation21.htm
    (上記の著者 wikipediaより)
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E4%BA%95%E8%87%B3

    (世界の二酸化炭素削減戦略について<H16.10 財団法人 地球環境産業技術研究機構>)
    http://www.bekkoame.ne.jp/~mineki/rite.html

    (二酸化炭素貯留 wikipediaより)
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%85%B8%E5%…E.E6.B3.95
    次項有
  • 2008/03/19 20:58
    ムンチョバさんへ

    難しい話ではないんです。人は利益で動く。CO2削減に努力する人が儲かるような仕組みを作ろうというのが世界的な流れです。
    利益を得ようと目の色を変えてしのぎを削っているのが、米国EUです。日本は省エネや環境技術で世界先端を行っているのに折角設けるチャンスを逃しているのがもったいないなぁ ということです。

    いちごさんへ
    日本の食糧自給率は39%しかありません。これは日本がその道を選択したのです。いまさら、国内でのみで食料を賄うのは無理です。少しでも自給率の低下を抑えることしかできないと思います。
    世界的に食糧危機になれば、平成6年のような米パニックになるかもしれませんが、
    次項有
  • 2008/03/19 22:20
    こむさん
    地球温暖化で危機感をあおり制度変更を考えているようですね。
    ある国とある諸国です。
    いつも日本はルール変更のとばっちりを受けていますね。
    次項有
  • 2008/03/20 07:23
    CO2を削減するという発想でなくCO2を利用しようとする発想がおもしろいですね。
    CO2利用というと光合成。
    植物が昔からやってきたことです。今後太陽電池パネル兼光合成パネルが出来ると面白いですね。
    次項有
  • 2008/03/20 08:51
    ぐうたら百姓さん
    光合成パネルいいですね。電気と酸素を同時に生む
    さらに二酸化炭素が減る
    電気はプラス微生物とマイナス微生物を探し出す。
    なにせ微生物は無尽蔵で発見されてないものも多い。
    次項有
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