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2008年09月14日(日) 
『就労自立を果たす指導法①~日常生活動作編~』上岡一世著
http://ww3.tiki.ne.jp/~teppey/osusumenoissatu/jirit…atasu1.htm という本に次のような事例が出てきます。

わたしは、知的養護で、
養護学校が初めての臨時任用の先生、新採用の先生に
15分程度の研修を週に1回程度のペースでしています。
その研修でこの事例を使いました。

知的養護でも、よくあることですが、
教室の机上でしか使えなくて、
教室の外、社会で通用しない勉強になってしまっていないかを
AくんとBくんの事例から考えてもらいたいと思ったからです。

------------ ここから --------------

●事例2/A君とB君の買い物学習から
A君はことばもあり,計算もかなりできる子どもです。
一方B君は重度でことばもなく,お金の計算はまったくできません。

(中略:Rimbaud)

A君はカゴを持つと,さっさと買い物を始めたのですが,献立表などまったく見ていません。
好きな品物を勝手にどんどんカゴに入れていくのです。
レジで請求されたお金は1800円でした。1000円しかないため慌てていま したが,
お金の計算ができるといっても,レジで請求されるまで分からなかったのです。
この子の持つ計算能力は,実際の買い物ではまったく役に立たなかったのです。

(中略:Rimbaud)

一方,B君の買い物はというと,

(中略:Rimbaud)

まず,絵カードを見て,品物を一品だけカゴに入れました。
そして,それをすぐにレジにもっていきました。

(中略:Rimbaud)

レジでは135円と請求されましたが,決しで慌てることはありません。
持っているお金を全部カウンターに出し,「ウーウー」と言いながら首を縦に振っているのです。
「取ってください」というサインのつもりだったのでしょう。
レジの人に必要なお金を取ってもらって,残りを財布に入れ,また次の品物を買いにいくのです。

(中略:Rimbaud)

B君がA君より早く就職が決定し,会社から高い評価を受けたことは言うまでもないことです。

------------ ここまで --------------

閲覧数752 カテゴリ障がいと教育 コメント0 投稿日時2008/09/14 20:05
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