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2008年09月14日(日) 
「とらわれ行動」という言い方を聞いたとき、
なるほど! と思ったことを覚えている。

自閉症という障害特性が、
彼/彼女 にその行動を
させてしまう

という見方だ。



例えば、知的養護の小学部、

(1)簡単な分類(色・形)ができる自閉症児に、

 時々、混ぜご飯の具だけを
 「箸ぞうくん」という箸でつまんで
 食べていく子どもがいたりする。
 (給食の時間は無制限ではないので、これでは
 時間内に食べ終わらない。)

(2)簡単な型はめ、マッチングの課題のできる自閉症児に、

 時々、友達の耳の穴に指を入れようとする子どもが
 いたりする。
(これをされて、喜ぶ友達は普通いない。)


これらの「とらわれ行動」は、社会的には望ましくないので
「望ましい行動」を教えて、ほめてを繰り返して
定着させることになる。

(1)の一つの対処は、スプーンを使って食べさせる。

(2)は、「知的養護の小学部」なので、
 向山洋一氏の「授業の原則十ヶ条」
 「第一条 趣意説明 の原則」
 は使えない。

 「環境設定」で隣の友達に手が届かない位置に座らせる。
 好きな遊びをぱっとやめて、着替えに出かけるなどの
 新S-M社会生活能力検査で言う「自己統制」の力を鍛えて
 いき、それから、「禁止」を少しずつ教えていくのかな。

(1)も(2)も、「HACプログラム」の
 http://homepage2.nifty.com/hac2001/sub03.html
 A課題、B課題、C課題ができるようになっていないと
 対処できないかもしれない。

「HACプログラム」のA課題、B課題、C課題は、
斉藤 宇開 氏の「自閉症教育の7つのキーポイント」
で言えば、

・学習する態勢になる力
・指示に応じる、指示を理解できる力
・自己を管理する、調整する力

に相当するはずだ。

閲覧数1,055 カテゴリ障がいと教育 コメント0 投稿日時2008/09/14 20:07
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