Jupiter 言うまでもないことやけど 物事の意味ちゅうもんは、 それを解釈しょうとする力の差異で 変化し分化し多様化しよる。 意味とは本来多数的なものでっせ。 多数的な意味と言うことは つまるところ無意味やと言うことでんな。 ほやから、 解釈がいつか一つの真理にたどり着くなんちゅうことはあらへん。 物事の意味を解釈するちゅうことは、 解釈する力の差異を発生させとる潜在力を 探ることに他ならへんゆうこっちゃ。 ほんまそれが 作品行為と言うもんでっせ。 制作の全プロセスが、 果てのあらへん宇宙の彼方へ向けて発射される いくつもの探査機の旅程でんな。 そんなふうにして 新品の意味の生成が反復されよる。 ほんでもって その悦びの分子的な相互浸透が 反復されてるのでっしゃろ。 人間ちゅうもんも まったく悪いよりは ようおますなぁ。 ほしたら、わいも行きまっさ。 おおきにさいなら~。 注
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