いよいよ環太平洋戦略的経済連携協定締結に向けたテーブルにつくか否かが目前の政治課題としてクローズアップされてきた。
この協定のテーブルにつけば、もはや降りることなどできるはずもない。途中でおりたら国際的にアホかと言われるだけでは済まず、安全保障にまで影響を受けかねない。
この協定は賛成論・反対論様々あるわけだが、一番恐ろしいのがろくに議論もしないまま、気がついたらというパターン。
仮に協定が締結されると社会構造が大きく変わり、コミュニティを再生しようとしている、コミュニティを元気にしようとしている、そのコミュニティそのものが、変質し極論すれば吹き飛ぶ可能性すらある。
今のうちに賛成論・反対論をきっちり吟味して自分なりの意見を構築しておかねばならないだろう。
まずは分かりやすい反対意見を聞いてみよう。すこし乱暴な物のいい方だが非常にわかりやすい反対意見だ。
元経済産業省の官僚で、現在京都大学の助教授の意見(全部で30分終了間際にクリックすると後半へ続く)
労働者派遣法の改正過程をみていても、99年の派遣業種の拡大、2004年の製造業への派遣解禁と、きた結果が現在の格差拡大なわけだ。こうなることは旧派遣法時代に人材ビジネスに関わっていたものなら誰でも簡単に予測できたことだ。こうなることを危惧して旧派遣法は派遣できる業種などを厳しく規制していたのだから。この時も全国民的な議論が十分されることはなかったように思う。
対して分かりやすい賛成意見は見つけにくい。
土俵にあがるには稽古が必要、とするこの意見は少しはわかる。 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111026/plc11…001-n1.htm
結果の予測も含めて十分議論したいものだ。
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