(11日21:15 追記) 山形市長選候補者の梅津庸成氏(48)の大学の恩師で、国会で集団的自衛権を違憲と指摘した小林節・慶大名誉教授は「安保法案は自衛隊を米軍の2軍として戦場に送るものだ」と述べた。10日夜、山形市であった梅津陣営の総決起集会で。 (11日15:30 追記) 安保法案が成立すれば、戦死する可能性もある。それなのに、自衛官は自衛隊法で政治的行為が制限され、上命下服の組織にいて質問や意見を言う機会がないのでは。 (以下 元の文章) 館山市には海上自衛隊の基地があり、隊員とその家族も含めると、かなりの人数を占める。参議院で審議中の「安保法案」は、彼らの将来に大きくかかわることであり、同じ市民として、気がかりでならない(註1)。「平和都市宣言」(平成4年9月29日、註2)をはじめ「平和行政」を進める立場から、市民の安全に大きくかかわる「安保法案」について、市長や議員はどう考えているのだろうか。 そんなことを考えていたら、 きょうの新聞朝刊に ・戦争と安保法案 石井としひろの「館山市政かわら版」(平成27年9月10日 発行) http://awanew.com/000-tate21mido-ishii-toshi-top-.html# 活動報告 が折り込まれていた。 館山市民として、とくに注目したいのが、石井敏宏議員の次の視点だ。 4、安保法案は、アメリカの国益のためというのが主目的で、自衛隊と日本のリスクは増す 今回の安保法案は、日米の防衛に関する新ガイドラインを実現するための法制であり、「対米軍事協力の拡大」ですから、当然、自衛隊員のリスクは増します。 リスクが増すのはどの程度か、という議論はあれ、リスクが増すのは間違いありません。 アメリカの国益に一方的に応えることが、日本の国益につながるという従米的な考えはいかがなものでしょうか。中味を見ると、自衛隊の行ける場所が、「非戦闘地域」という広い定義から、「戦闘現場以外」という狭い定義に縮小し、戦闘が行われている近くでも活動できることになってしまいした。 また、「弾薬の提供と、発進準備中の航空機への給油」が可能になったことからも、戦闘に巻き込まれる危険性が高まりました。 そして、国連決議に必ずしも基づかなくとも(例、イラク戦争の類)、多国籍軍の後方支援を行うことが可能です。 さらに、相手が国家ではなく、日本政府が単なるテロ組織(例、ISなど)とみなすものであれば、戦闘支援を行う可能性は高まります。 そうなると、イラク戦争に参戦したイギリスやスペインのように、国内で報復テロを受ける危険性も出てきます。 引用は以上だ。 私は見損なったが、海上自衛隊OBが声を上げた。 「私は36年間、海上自衛官として職務を全うした、日本の国を護るため「実戦のための訓練をし」武器を行使することなく定年を迎えた、 今度の、この法案が通れば、今後そうはいかない、可愛い後輩のためにも私は断固反対したい」と。 また、山形市の市長選では、元防衛庁OBが有力候補として、安保法案に反対の論陣を張っている、と聞く。 自衛隊の基地を抱える館山市の場合、「安保法案」は、市民の安全に直結している。石井議員には、自衛隊に勤務する館山市民とその家族のために、議会で、ぜひとも、問題提起をしてほしい。 ・註1:ピンクフロッグさんのコメント 安房安保cocologのブログ 安房・安保法案を考える会 http://awaanpo.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/30-3a…l#comments ・註2-1:平和都市宣言 千葉県館山市 http://www.city.tateyama.chiba.jp/kikaku/page004018.html ・註2-2:写真「平和都市宣言」@館山市役所本庁舎1F ・註3:「可愛い後輩のためにも私は断固反対したい」元海上自衛官 http://ameblo.jp/dembo531/entry-12069691152.html ・参考:戦争を呼ぶ「軍産学複合体」/アイク退任演説の今日的意義を考える/終戦記念日に寄せて 2011-08-07 14:39:58 http://ameblo.jp/tatenaosou2010/entry-10978465447.html ◇MEMO ・海自館山航空基地のヘリ騒音 https://x.com/8wml56azuwqif1t/status/17091262683385…24373?s=61 |