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2010年09月08日(水) 

空気ある内に

 

 

 

まず、空気を感じることだ。

それがどんなに大切なことか。

空気が大切だと言っているのではない。

わたしたちが空気に依存していることを感じていることが大切なのだ。

私たちは空気なくては生きることができない。

なのに私たちは空気のことなどまったく意識しない。

 

息苦しいとき

海でおぼれるとき

宇宙空間でシャトルの中にいるとき

私たちはようやく空気への依存に気づく。

 

私たちは代謝している。

水や食物そして空気、ありとある粒子と分子的に混交することが生の条件だ。

分子的には恒常仮定は意味を成さない。

だが私たちは〝私〟という恒常性にこだわる。

そして水や食物を忘れる。

空気を忘れる。

 

私たちは交感している。

声や仕草やありとあるシーニュと混交することが生の条件だ。

記号的には恒常仮定は意味を成さない。

だが私たちは〝私〟と言う恒常性にこだわる。

そしてコードの内なる自己を忘れる。

空気のように言葉を忘れる

 

水や食物を感じてみよう。

水や食物と混交している感覚を感じてみよう。

水や食物を感じることができるようになったら、

空気を感じてみよう。

空気と混交している感覚を感じてみよう。

空気を感じることができるようになったら、

言葉を感じてみよう。

言葉と混交している感覚を感じてみよう。

 

ただの依存ではないことを感じてみよう。

それらがなくては生きることができないのではない。

水も食物も空気も、そして言葉まで

もうすでに、そして常に、

それらは私たちなのだ。

 

だから、まず空気contextの支配を感じることだ。

 

 

 


閲覧数610 カテゴリ★ポロリ・タラリ・ピロリズム  連載中! 投稿日時2010/09/08 22:04
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