書き込み数は5件です。 | ◀▶ |
(今回のブログはいつもに増して長く、読む方に忍耐を強いることになります。ご勘弁。) 年寄りが集まると、話題はもっぱら自分の体調や、通っている病院や飲んでいる薬のことになるということは、中年のころからよく聞かされていたが、さて自身が前期高齢者になってのち、日本で会ったり電話・メール交換をしたりしている友人との会話で一番頻繁にでてくる言葉は、「認知症」である。 親しい者同士の雑談だと放送禁止用語や「ポリティカル・コレクトネス」などお構いなく、「呆け」とか「痴呆症」などという言葉も登場する。 自分が高齢者の仲間入りをしたうえに、配 … [続きを読む] |
数日前に、わが家が購読している全国紙にオーストリア外相とのインタビューが掲載された。 その内容は言わずと知れた「難民」に関するオーストリアの最近の政策である。 また難民か、と言われるかもしれないが、今回のブログのテーマは難民のことではない。 難民問題はドイツという国の能力・経済力を超える大変な事態になっており、「我々にはできる」というメルケル首相の言葉も今やむなしく響く。 少なくとも今年いっぱいは、ドイツがこの危機の対応に追われることは確かで、現政権の存続が危ぶまれる事態となった。 しかしその問題はさておき、私がこの新聞記事 … [続きを読む] |
子供のころからよく聞かされた格言に「安物買いの銭失い」というのがある。昨今は、安物を選ぶと命すら失いかねない。 ところがこれを子に教えた私の母は、頭の悪さとケチな性格から、自身がしょっちゅう安物を買って銭を失っていた。それを父に隠すのに、幾度協力させられたことか。 残念ながら、その母の遺伝子を弟妹が確実に受け継いでしまったので、母亡きあとも私はかなり迷惑している。 私は質素は好きだが、他人に対してケチるのは嫌いなので、払うべきものは払う。弟はそれについて「金があるから」と言うけれど、その発想そのものがおかしい。 カネが(あま … [続きを読む] |
ドイツのメルケルさん、今や世界で最も注目される政治家になって、それも昨年前半までは良い意味での注目が多かったのですが、それ以降は何というか、ただ目立つだけで・・・ 昨年12月のタイム誌のパーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)に選ばれて、彼女の飽くなき自己顕示欲も完璧に満たされたかに思えるのですが。 実際のところは、このパーソン何とかになるには話題性が最重要基準で、別に褒めたたえられているわけではありません。 その証拠に、かつてはイランのホメネイや、歴代の米国大統領中で最悪とされているニクソンも(二度)選ばれています。 昨年メ … [続きを読む] |
何言ってんだい、クリスマスは20日も前に終わっているじゃないかって? 違うんですね。ドイツではクリスマスの飾りをさっぱりと片づけて、年末年始のお祭り気分とサヨナラするのは、だいたいが1月6日なんです。 ドイツでは、といってもカトリックが多数派の州だけですけど、1月6日は聖書にある「東方の三博士の礼拝の日」(東の国から三人の賢者が生まれたばかりのイエスを拝みに来た日)で、休日なのです。 私の住む州ではカトリック教徒が若干プロテスタントより多いので、やはりお休みで、1月4日に仕事を始めてもすぐまた休日になるため、12月24日から … [続きを読む] |
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