いつも通る団地内の遊歩道を歩いていると、日一日と紅葉の進むのが分かります。 黄色に色づいたケヤキの中に、真っ赤になったナンキンハゼが鮮やかに目に映りました。 この赤もだんだんと濃くなって、やがてえんじ色になります。
記入が終って出てきた2冊の通帳をカバンに収めようと、記入台を探しましたが見当たりません。この銀行の店はATMのあるところと窓口のあるところを、低い衝立で仕切ってあります。その衝立の向うへ行ってみたら、ありました。見えないはずです。記入台が事務机のように低いものになっているのです。そして座り心地のよさそうな椅子が置いてあります。銀行でも郵便局でも、各種用紙の記入台は立って書くようになっているのしか知らなかったから驚きました。これならお年寄りもゆっくりと書くことができます。ちょっとしたことですが、客に対する心配りが店の印象をよくするものだと思いました。
大阪人を自認する僕ですが、通天閣へは1回しか上ったことがありません。それもいつ行ったのか忘れるくらい昔のことで、ビリケンさんはまだなかった時代のことです。 通天閣を超える高層ビルが何十棟もある時代に今さら通天閣へ登ってみようとも思わないし、福を貰おうというような即物的な信仰心もないから、ビリケンさんはここのピリケンさんで十分だと思いました。 |