> romiさん
そうそう、女の人が美しくなるのに反対する男はいないと思います。
ただし、あくまでも美しくなったらの話ですが。
今日は久しぶりに神戸に出てきた。欲しい物が溜まっていたからだけど、商店街を歩いていると年寄りには全く配慮がない。まず腰掛けるところが無いのだ。 まさか、高校生じゃないけど駅の階段などに腰を下ろしていたら、御気分が悪いのですかなんて心配されかねない。 だから歩けるだけ歩いて、夕方に喫茶店を見付けてさほど喉が渇いて無くともお茶を飲むことになる。 やれやれと椅子に腰を下ろしていたら、隣に女性が一人で座った。 スッチピンの様子からはさほどの美人さんではなく、まあ、むしろご面相の御不自由な方に属される方だった。 その方がやおら大きめのバックを引き寄せると、中から様々な物を取りだした。 耳飾りの大きな物や髪留めのようなもの、そして、化粧用品でした。 そして、作業を初めて顔を丹念に化粧し、睫毛をバサバサとするくらいに長くして、目の回りに黒い隈取りをして、ようやく完成してタバコをふかし始めた 一部始終を見ていた私はその見事な変身ぶりに驚いた。イモムシ姉ちゃんが立派な蝶になったのです。 東北では夜のその手の女性をヨンベノガガチョと呼ぶが、この変身を見ていたら、昼間の蝶と夜の蛾の違いはどこにあるのかと、ふっと、思った。 最近の分類ではその区別はほとんど無いのだそうだ。 蝶は羽根を閉じてとまるし、触覚が細いひも状だと覚えていた。そして、蛾は羽根を広げて止まるし、触覚がギザギサのある扁平だとこれ又信じていた。 今日の芋姉の脱皮を見ていたら、最近の分類の正しさが納得出来た。 |