『不求人』確かに面白いですね^^
『猫の手』なら、要求人となるのでしょうか?
激要求人?(爆)
お盆が終わってから、またコンピュ-タ-を始めようと思ったら、いうことを聞かなくなっている。 いつもは「真面目にせい」と孫の手で何回かひっぱたくということを聞くようになっていたんだが、今回は駄目だった。 どうもウイルスにやられたらしい。ウイルス防御のソフトを入れているのだが、感染した後に作動させても駄目だった。 かわいそうなことをした。ウイルス性の病気だったんだ。 しばらくは使えなくなったので、孫の手ばかりを見つめていた。 北京オリンピックもみていたけど、このときも孫の手はなさなかった。 ふと、孫の手っていうのは中国語では何といったのだろうと思った。 現代中国語辞典では「(掻背用的)痒痒耙、不求人」とあった。 痒痒耙はまあ、カキカキ棒の様な訳だから、まあ極無難な訳だろう。不求人はすこしおもしろい。人手いらずとでもいうのか。 でも、この辞書の編集者は中国の伝説を知らなかったのだろう。今の中国の現代っ子も知らないかもしれない。 実は、中国の古い書物に神仙伝(平凡社 中国の古典シリ-ズ)というのがあり、この中に麻姑掻痒という話が出てくる。 これは麻姑とは伝説上の仙女の名前で、後漢の頃に姑余山で修行をして、神仙の悟りを得た女性で、彼女の爪は鳥の様に長かったそうです。 王方平というこれまた仙人がある家に招かれた。そのときに彼女も招かれていて、その家の主人が、あの長い爪で背中を掻かれたらさぞ気持ちがよいと思ったと王方平に話した。 そういう話があって、本当は「麻姑の手」というのです。日本語になっても発音が同じような「孫の手」となった。というのが本当のところで、中国で売られている「麻姑」も同じような手の形をしています。 |