水曜日夕方は、女性ヴォーカルとピアノで合わせをした。 イヴェントのない月は、月1回くらいで合わせをして、レパートリーを作っている。 今回の合わせでは、シャーデーの「スムースオペレーター」をやってみた。 シャーデーは、たしかナイジェリアあたりの出身の女性ヴォーカル。 コンガ、ボンゴなど、パーカッションが織り成すアフリカ色あふれるボサ、のような曲が多い。 起伏のすくないメロディーは、けだるい心地よさを誘い、まるで北アフリカの海の風に吹かれているような感じがする。 昔からシャーデーのビデオクリップが好きで、宝物のように大事にしている。 やはり北アフリカの、海辺の風景の中で歌っていたような覚えがある。 スムースオペレーターも、例によって、けだるいシャーデー色の濃い曲だ。 この曲の構成を見てみると、とてもよくできた曲なのが分かる。 全体にモードが支配していて、テンションの高い音がメロディーにきているから、浮遊感が強い。 独特のけだるさは、モードとメロディーのテンション感からきている。 演奏してみるととても心地いい。 パーカッションとベースがすごく欲しくなる。 ロックの鋭い切れの良いリズムとは違って、暖かく、緩やかで、豊かなリズム感が心地よい。 これからも、シャーデーを色々、合わせてみたいものだと思った。 シャーデーの「スムースオペレーター」サウンドはさしずめ、現代版、北アフリカの「イパネマの娘」風だ。 |