最近の科学チャンネルでは最新の宇宙論を特集して紹介している。 「時空」については日々 研究が進んで、新しい「宇宙論」が提唱されている。 最近の研究で明らかになったのは「ブラックホール」の内面のことだ。 ブラックホールに物質が吸い込まれると「消滅」するものと、従来は考えられていた。 しかし最近、ブラックホールに吸い込まれた物質は、「ブラックホールの境界面」に情報として保存されることが分ったそうだ。 ということは、ブラックホールの内部には もう一つの「同じ世界」が存在するということらしいのだ。 そこで、実際に「存在」するのは「境界面に保存された情報」、つまりは二次元で、その世界というのは「ホログラム」であるということらしいのだ。 こんな突飛もない説は ひと昔前なら一笑に付されていたところだが、現代の物理学者達は真剣にこれを検証しようとしているらしい。 これはどういうことを意味するかというと、我々のこの広大な宇宙も巨大なブラックホールで、我々の「現実世界」はその境界面に保存されたデータによる「ホログラム」であるということらしい。 これが証明された時には「宇宙観」が一変することになる。 天動説 から 地動説 への転換のようなものかも知れない。 まあとにかく、我々の宇宙というのは謎に満ちていて、素晴らしく興味深い「存在」だなあと思う。 その壮大な謎に挑戦する人類の「存在」も魅力的だ。 |