一ノ谷の合戦のおり、須磨浦で 源氏の武将、熊谷直実に討ち取られた平敦盛。 笛の名手として知られ、若干十七才で生涯を閉じた 平家の若き公達。 その下りは平家物語「敦盛最後」の段で切々と語られる。 敦盛の首塚が、須磨の須磨寺にある。 数年前、早春のころ敦盛塚を訪ねて 墓前にしの笛演奏を奉納した。 敦盛所持の笛は「青葉」あるいは「小枝」と呼ばれる龍笛と伝承されている。 演奏会では 「龍笛の為の~敦盛・青葉の笛(城山如水作曲)」をよく演奏する。 源平の動乱に押し流され、笛を剣に持ち替えねばならなかった、若き武将の慟哭の歌だ。 義経に寄せる 「風の音~薄墨、静恋想(城山如水作曲)」 敦盛に寄せる 「龍笛の為の~敦盛・青葉の笛(城山如水作曲)」は演奏会ではしばしば採りあげる曲目。 5月15日(日)14:00~15:30 <姫路市中央市民センター>での しの笛の調べ~白鷺の城下町<2016 > にて、シンセと共に演奏の予定です。 http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=265431 播州城山流 <しの笛 風の音> http://sinobue.blog.so-net.ne.jp |