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2009年01月11日(日) 
最先端物理学の素粒子論を読んでみると、すごく面白い。

素粒子のレベルまで細分化すると、我々の宇宙は「無」でもなく「有」でもなく、「空」であるということになるらしい。

「色即是空」・・・ノーベル物理学賞・湯川秀樹博士の中間子理論のヒントになった思考だ。

我々の宇宙に存在する物質というのは「空」である。

さて、そうなると「自分自身」というのは何だ?と突き詰めると、すごく面白い。

近代哲学のデカルトは「我思うゆえに我あり」と定義し、心身二元論を展開した。

では「我」つまり「自分自身」とは何か?
心が「我」なのか、自分を自分と意識する我が、我なのか。

では意識はどこから起こるのか。脳から。
では脳が「自分自身」なのか。

脳細胞を細分化すると、原子になり、さらに細分化すると素粒子になり、素粒子は「有」でも「無」でもない「空」である。

そこに至ると「自分自身」はどこにあるのか。

「自分自身」の「存在」というものは「有」でもなく「無」でもなく「空」である、という結論にいたる。

「自分自身」とは「空」である、というのが最先端物理学、科学の結論ということになる。

「自分自身」とは「色即是空」の存在。「有」でもなく「無」でもなく「空」である。

わかったような、わからないような結論に至るわけだが、物理学者さんたちは、どう理解しておられるのだろう。

摩訶不思議だ。

閲覧数1,329 カテゴリ教育、哲学よもやま話 コメント6 投稿日時2009/01/11 23:08
公開範囲外部公開
コメント(6)
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  • 2009/01/11 23:58
    遊人さん
    それ考えると『色即是空』の考えにいたった仏陀の考えって凄いですね・・・。

    つか、『色即是空』も元をたどればサンスクリット語の韻を漢字に当てはめたものなのでしょうけど・・・。

    次項有
  • 2009/01/12 00:03
    鉛筆aoitoriさん
    > 遊人さん
    そうですね~ おっしゃるとおり。
    ですから御釈迦様を「仏陀」・・「覚者」と呼ぶんでしょうね。
    それにしても、サンスクリットを「色即是空」と漢訳した人も凄いですね~
    次項有
  • 2009/01/12 00:07
    遊人さん
    確かに・・・・。

    それが先端物理学の素粒子理論と結びつくのがもっと凄いですね^^;
    次項有
  • 2009/01/12 00:31
    有でもない無でもないというのは、例えばエネルギーの渦巻きみたいなものということでしょうか

    これを自我の認識論に類推すると、
    「自分」は「縁」によって生かされているのであって、だからこそ宇宙と一体といえるということでしょうか
    次項有
  • 2009/01/12 08:47
    鉛筆aoitoriさん
    > 遊人さん

    最先端物理学の結論が「色即是空」、というのは面白いですね~ 凄いですね。
    次項有
  • 2009/01/12 09:11
    鉛筆aoitoriさん
    > クトちゃんさん
    この最先端素粒子論は、ほんとに「わかったようで分らない」ですよ~
    そもそも「空」という概念が西洋哲学の「有」と「無」の2元論ではない概念だからでしょうね。

    宇宙の真空は全くの「無」なんですが、実は、粒子と反粒子がぎっしり詰まった空間である。
    しかし、粒子と反粒子が出会うと消滅しますから「無」である。
    この真空の「状態」が「空」であると。

    認識する自我は「空」から「有」の状態をとっている「存在」であって、「有」たらしめた原因・起因を「縁」と名づけるということなんでしょうね。

    ですから「存在」はその「死」とともに「空」に帰す。
    したがって、「自分」という「存在」も宇宙と一体と言えるのではないか、と糸川博士は言われていましたね。
    次項有
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